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「負けた気がしていない」敗者・那須川天心のコメントは本当に“失言”だったのか?「顔には涙の跡が…」取材記者が見た“異例の会見”舞台ウラ 

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曹宇鉉

曹宇鉉Uhyon Cho

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2026/10/04 17:05

「負けた気がしていない」敗者・那須川天心のコメントは本当に“失言”だったのか?「顔には涙の跡が…」取材記者が見た“異例の会見”舞台ウラ<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

井上拓真に敗れた直後、会見で悔しさをにじませる那須川天心

「もう悔しいっすよね。いまもなにがなんだかわからないですね。ここまで本当に、毎日……。こんだけやっても無理か、っていうのはね。思いますよね。表に見えてるところって、自分が突っ張っているところしかなかなか見られていない。でも自分は誠心誠意、戦いに向き合ってきて、日々自分を作ってきましたし、たくさん応援してくれる人もいるし、負けっていう結果が出たのですごく悔しいし……。そうっすね。わからないですね」

 涙がふたたびこみ上げてきていた。

「自分のなかでは負けた気がしていない」

「限界は感じてないですよ。ダウンも取ったし。自分のなかでは負けた気がしていないんですよ。ほんと、ボクシングで負けたって感じ。ポイントゲームで」

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 言い訳がましく聞こえるかもしれない。だが全身全霊をもって挑んだリベンジマッチに敗れた直後の言葉であり、まだ本人も陣営も冷静に内容を検証できていない、という点は留意すべきだろう。

 付言すれば、判定に明確な異議を唱えたわけでもなければ、格闘技を生業とする者としてそれほど特殊な発言というわけでもない。ボクシングでも、それ以外の競技でも、選手や関係者がより露骨に不満を表明する姿を何度も見たことがある。とはいえ、試合内容や世間の空気からして、この“失言”とさえいえない那須川の感情の発露は反発を招くだろうなと予感した。

 案の定というべきか、会見での那須川のコメントは批判的な反応を惹起することになる。

《つづく》

#2に続く
「難しいです、ボクシング」SNSで起きた“敗者・那須川天心叩き”の奇妙さ…拒絶反応の正体を考える「なぜか不機嫌そうだった」試合前にあった“異変”

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