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《アジア大会で金メダル》ハードル女王・福部真子(30歳)の波乱万丈「高校で全国3連覇→大学でスランプ」に…なぜ“消えた天才”にならなかった?

posted2026/09/30 17:06

 
《アジア大会で金メダル》ハードル女王・福部真子(30歳)の波乱万丈「高校で全国3連覇→大学でスランプ」に…なぜ“消えた天才”にならなかった?<Number Web> photograph by AFLO

アジア大会女子100mHで金メダルを獲得した福部真子(30歳)。高校時代から将来を嘱望されたハードラーだった彼女の紆余曲折とは?

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 名古屋で行われているアジア大会。陸上女子100mハードルで金メダルを獲得したのが30歳の福部真子(日本建設工業)だ。高校時代から将来を期待された“天才ハードラー”の紆余曲折とは? その軌跡に迫った記事を凝縮版でお届けします。

「12秒50を切って五輪の決勝に進出する」

 そう誓った2020年当時、福部真子の自己記録は13秒13だった。世界選手権にも五輪にも出たことがなく、日本選手権で表彰台に立った経験さえなかった。

 中学1年でジュニアオリンピック優勝、広島皆実高では史上3人目となるインターハイ3連覇。

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 誰もが将来を疑わなかった"天才ハードラー"は、大学に進んだ途端に壁にぶつかった。「勝たなければ、意味がない」と感じながら、それでも勝ち切れない。中高生時代に声をかけてくれていたメディアは、大学時代には見向きもしなくなった。「人間が一番、怖い」とまで思い詰めた。

苦しい時に手を差し伸べた「2人の先輩」

 転機は2020年の冬。練習拠点を関東から地元の広島に移す前、福部は寺田明日香と青木益未という2人のトップハードラーを訪ねた。スランプに陥っている状況を正直に打ち明け、練習のノウハウを教えてほしいと頼み込んだ。すると2人は、何一つ嫌がらずに応じてくれた。

「足首を固めるとか、どの筋肉を使うとか、細部にまでこだわっていることを知って、そこまで考えないといけないのだと自分の意識も変わりました」

 技術的な気づきよりも大きかったのは、浮上の兆しが見えない自分を受け入れてくれたという事実だ。「駄目な時に近くにいてくれる人を大事にしなきゃいけないし、忘れちゃいけない」と福部は語る。

 2022年に広島へ戻って以降、自己ベストは13秒13から12秒69へと跳ね上がり、日本記録(当時)も更新した。名実ともに女子ハードル界のトップランナーとして歩を進める。

「今苦しければ、その環境からは逃げてもいいんです。でも、打開策を見つけることからは、逃げるなって言いたいですね」

 なぜ福部は"消えた天才"にならずにすんだのか――? その答えの深層は、本編で詳しく描かれている。

〈本編につづく〉

 ◆

 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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