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アジア大会「異次元の高校新記録」17歳の天才ハードラー・後藤大樹って何者?…“小学校ではサッカー少年”が陸上界の超名門を選んだ「まさかの経緯」とは

posted2026/10/01 06:00

 
アジア大会「異次元の高校新記録」17歳の天才ハードラー・後藤大樹って何者?…“小学校ではサッカー少年”が陸上界の超名門を選んだ「まさかの経緯」とは<Number Web> photograph by JIJI PRESS

アジア大会の400mHで為末大の持つ日本記録に肉薄する好タイムで銀メダルに輝いた洛南高2年の後藤大樹。17歳の新星の素顔とは?

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石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

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JIJI PRESS

 熱戦が続くアジア大会。陸上競技の男子400メートルハードル(400mH)では、17歳の後藤大樹が、日本歴代2位タイとなる47秒93の好記録で銀メダルを獲得した。あの為末大がマークした日本記録にはわずかに及ばなかったものの「衝撃」と言っていい激走だった。陸上界に現れた新星は、一体何者なのだろうか。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

 17歳の怪物が、自身初の国際大会で鮮烈なデビューを飾った。

 愛知・名古屋アジア大会、陸上男子400mHで、洛南高校2年生の後藤大樹が自己ベストとなる47秒93をマークし、銀メダルを獲得。為末大が2001年に樹立した日本記録の47秒89まであと0秒04に迫った。

 特筆すべきはそれだけの記録を出しながら、レース後には「世界は広い」と涙を流したことだ。高校生とは思えないその視座の高さからは、後藤のポテンシャルの高さがうかがえた。

高校生初…400mハードルで日本選手権制覇

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 4カ月前の6月の日本選手権で初優勝し、「スーパー高校生」として一躍、話題を攫った。

 同大会では為末大の高校記録を30年ぶりに塗り替える48秒31を予選で叩き出し、続く決勝では48秒09まで記録を更新。

 黒川和樹(住友電工)らこの種目のトップ選手を抑えて優勝し、日本の400mHが再び世界と競える時代の到来を予感させた。

「予選を決勝のつもりで走りました」

 予選から全力を注ぐ覚悟で挑み、決勝ではタイムやプレッシャーから意識を切り離し、舞台そのものを楽しむと気持ちを切り替えた。

【次ページ】 “高校陸上の超名門”を選んだ「まさかの経緯」

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