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「ぐちょっ」「ぐちょっ」激痛に悶え病院直行…西武一筋25年で引退の栗山巧が明かすプロ初満塁弾の裏側「あんなに辛かったことはあとにも先にも…」
text by

栗山巧Takumi Kuriyama
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/09/26 11:03
引退セレモニーで胴上げされる栗山巧
相手の川越英隆投手が、初球にフォークを投じてきました。
「自分のような若手にはまっすぐしか来ない」
そう思い込んでいたので、ストレートのつもりで打ちにいって、空振りをしました。
「あの1球は、余波を残しました」
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捕手の日高剛さんも含めて、前年のプレーオフでの初球本塁打を意識されていたのかもしれません。あの1球はただの1球ではなく、余波を残しました。今まで考えずに済んでいたことを、考えさせられるようになってしまったのです。
6月に入っても、打率2割そこそこで低迷が続いた。
二軍に落ちることはないものの、スタメンの機会は大きく減ってしまいました。
交流戦の終盤から少しずつ状態がよくなって、ようやく結果も出てきました。7月の月間打率は3割2分4厘。その間、チーム2位の11打点を挙げることもできました。
そんなさなかに、事は起きました。
8月1日のロッテ戦。9回1死満塁で迎えた第4打席。

