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「綺世がミスしたって」「剛くんがミスしても」渡辺剛、W杯での涙に秘めた“上田綺世との絆”「CLで結果、出したいですね」日本代表DFの決意がアツい
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byMolly Darlington/Getty Images
posted2026/11/01 17:02
渡辺剛とフェイエノールト時代に切磋琢磨した上田綺世。日本代表である2人の友情は厚い
オランダ戦後、渡辺は監督やコーチから、こんな話をされていた。
「剛にはいろいろなシチュエーションで出てもらうことになるかもしれない」
「センターバックだけではなく、左右のウイングバックで起用する可能性もあるから、準備しておいてくれ」
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代表において、ウイングバックは未経験だ。所属するフェイエノールトでも一貫してセンターバックで起用されてきた。それでも可能性を伝えられたのは、オランダ戦で見せた勇気ある攻撃参加を、コーチ陣が高く評価した証だった。
だからこそ渡辺は、あらゆる可能性を頭に描いていた。
ピッチに立てなかった夢の舞台
それでも、渡辺がピッチに立つ場面は、最後まで訪れなかった。菅原由勢、鈴木淳之介が両ウイングバックの交代でピッチに送り出されたのは、同点にされた10分後だった。そして日本はブラジルに敗れて大会を後にした。
渡辺にとって夢の舞台の一つだったW杯は、どんな大会だったのか。
「オランダ戦にスタメンで出られたことは自信に思っています。むしろ、あの出られない悔しさも、これから先に生かしていきたいなって、切り替えられたので」
結果論ではない悔しさを抱えながら、渡辺は次を見据える。
「これからは(監督が)使いたいシチュエーションを増やすってことじゃないですかね。1対1やクロスに対しての守備が強いとか、セットプレーのターゲットになれるとか。存在価値がある選手になっていけば、この先の日本代表でも生きていけると思う。ストロングポイントを多く持つ選手を目指すべきかなと」
上田綺世との対話で得た新たな視点
渡辺は心を乱されることなく、代表チームが勝つためだけに戦い続けてきた。
W杯では信頼を勝ち取ってオランダ戦のスタメンに立った。わずかな綻びが失点につながったとはいえ、ファンダイク封じで一定の成果を出した。出られなかった試合では、涙を流す仲間の背中を受け止める。渡辺剛というディフェンダーの4年間は、その振れ幅のすべてに宿っていた。
以前の渡辺は、こんな風に考えることがあった。

