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サッカー日本代表は「若いから入れるという甘い場所ではない」“五輪代表と兼任”次期監督・大岩剛が熱弁「それが私の役割」「ヤマルはW杯でも…」
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佐藤景Kei Sato
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/09/20 11:05
10代にしてW杯優勝を経験したスペインのヤマル。大岩剛監督いわく、バルサでの日常が今夏の大舞台と直結しているという
「例えばラミン・ヤマルは自分のポジションで、所属するバルセロナで見せているいつものプレーを代表でもそのままやる。ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)やマルク・ククレジャ(チェルシー→レアル・マドリー)も同じです。スペインは攻撃面ばかりがフォーカスされがちですが、オヤルサバルもダニ・オルモ(バルセロナ)も、前線でずっとハードに守備をし続けている。ワールドカップだからといって特別に力むこともなければ、自分たちのスタイルを変えることもない。UEFAチャンピオンズリーグや国内リーグの厳しい日常を戦い続けている彼らにとって、あのピッチこそが文字通りの『日常』というわけです」
日本サッカー界がもう一段上のフェーズ、すなわち世界トップ8の壁を破り、常連となっていくためには、その「日常のレベル」を引き上げていくことが不可欠だと指揮官は感じている。
「ヨーロッパの最高峰、チャンピオンズリーグのベスト8やベスト4で毎週のように当たり前にスタメンを張るような日本人選手が、1人や2人ではなく、20人、30人と出てくること。そこに行き着くにはまだ時間がかかるかもしれませんが、これまでの日本の成長速度を考えれば決して不可能な話ではない。世界が日本を警戒し、ガチンコで潰しにかかってくるようなフェーズに、私たちは確実に足を踏み入れていると感じています」
模倣ではない、日本ならではの強み
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ここで誤解してはならないのは、大岩監督が求めているのは強豪国の選手が過ごす「日常のレベル」のことであり、その戦い方を模倣することではないという点だ。かつて対戦したU-21スペイン代表からチーム構築のヒントを得たが、彼らがワールドカップを制したからといって、指揮官自身は「日本もスペイン型を目指すべきだ」とは考えていない。
「以前の日本は、ドイツが優勝したらドイツをお手本にし、スペインが優勝したらスペインの真似をしようとするような傾向があったと思います。でも、もうそんな時代ではない。攻守の切り替えの速さであったり、サボらずに守備に戻る真面目さや愚直さであったり、それは日本人の国民性も含めた絶対に誇るべき強みです。日本人がヨーロッパで評価されている最大の理由も、100パーセントの力を出し切り、与えられたタスクをやり抜く堅実さと精神性にある。どこかの国をそのままお手本にして真似をするのではなく、この日本の強みをベースに、自分たちのサッカーを堂々と表現していくフェーズに入っていると思っています」

