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テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「久々だな。へへ」なぜか大谷翔平は明るかったが…番記者「エンゼルスの時を思い出すね」“テレビに映らない”負傷者リスト入り、何があった?〈現地取材〉
posted2026/09/11 06:02
大谷翔平は体の各所に不安要素を抱える中で、ドジャースのワールドシリーズ3連覇へどんな打棒を見せるか
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
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Naoyuki Yanagihara
スタメンから消えた大谷の名前
今季3度目の米国出張が始まった。3年連続で、今年もシーズンの最後までドジャースを追う。ロサンゼルスに戻り、取材初日となった9月4日。試合前に大谷翔平を見つけ、背後から声をかけた。一瞬、首をすくめてこちらを振り返った。不意を突いてしまったようだ。それでもすぐに「お願いします!」と明るく返してくれた。
だが、その日のスタメンに大谷の名前はなかった。前日のカージナルス戦に続く2試合連続欠場。右上腕二頭筋、左膝、首に不調を抱えていた。8回頃にベンチに姿を現し、試合終了後は勝利のハイタッチにも加わった。デーブ・ロバーツ監督は試合後に「今夜、彼と話す」と説明したが、その時には大谷は既に球場を後にしていた。
翌5日も欠場した。ただ、少しずつ変化は見え始めていた。前日よりベンチで過ごす時間が増え、裏では打撃練習も再開。指揮官は試合後に「ずっと振っていたようだ」と明かした。ロバーツ監督の会見後、クラブハウスに入ると、大谷はまだ着替え始めたところだった。普段より遅くまで球場に残り、復帰への準備を進めていた。
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6日も不思議な一日だった。
前夜に指揮官は「明日の様子を見たい」と話していたが、大谷が球場に到着する約40分前にはスタメンから外れることが発表されていた。その後、翌7日の復帰を明言。そして4-5の8回、大谷がバットを手にベンチへ出てきた。相手投手に合わせてタイミングを取っている。好機なら代打で起用する予定だったという。試合後には翌日の「1番」起用まで明かされた。
そして7日。午後2時にクラブハウスが開いた。普段ならほぼ同時に発表されるスタメンが、この日はなかなか出ない。約40分後、大谷が姿を現した。この日のロサンゼルスの日中の気温は30度。既に汗ばんでいた大谷は、ドジャーブルーの5本指のロングソックスを履き始めた。
「ああ…久々だなあって。へへ」
これは出るな――。
そんな予感がした。

