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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
楽天社員を辞めて“村上宗隆の通訳”に「でも、いずれ通訳は必要なくなる」32歳異色の転身「ムネさんが一人でメジャーの舞台に立つ姿を見たい」
posted2026/09/07 11:06
村上宗隆を通訳としてサポートする八木賢造さん(32歳)
text by

杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Joseph Weiser/Icon Sportswire via Getty Images
昨オフの段階ではその力に懐疑的な声もあった村上宗隆だが、シカゴ・ホワイトソックスでの1年目は順調なシーズンを過ごしている。8月18日のカブス戦で29号を放った後は、移籍後最長となる16試合ノーアーチと苦しんだが、9月5日のツインズ戦で日本人新人野手として初の30号に到達した。そばで支える八木賢造通訳にとっても、忙しくとも充実した日々になっていることは想像に難くない。
もっとも、出場している間の活躍が目覚ましいがゆえに、村上が今季中に大きなアクシデントを経験したことをほとんど忘れている人も多いのではないか。
「ケガなく1年を終えるのが目標だった」
5月29日、タイガース戦で二塁ゴロを打った際に右太もも裏を痛め、翌30日に負傷者リスト(IL)入り。その後、村上は短くない休養とリハビリを余儀なくされ、MLB復帰は7月10日のアスレチックス戦まで待たなければならなかった。
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「あの時間のことはすごく印象に残っています。ムネさんは今季の目標の一つとして、ケガなく1年を終えるというのを挙げていました。調子も良く、コンディションもいい中でのケガだったので、本人としてもすごく大きなことだったと思います。周囲からの期待もそうですし、自分の力を証明したい1年目に離脱を経験し、私自身もいろいろと思うことはありました。衝撃的な出来事でした」
八木通訳のそんな正直な言葉通り、特にまだアメリカでは実績の乏しいルーキーであることを加味しても、大変な時期だったことは間違いない。メジャー復帰まで42日という長期離脱。1年目のハイライトとして“初本塁打”、“連続試合本塁打”、“オールスター選出”なども挙げてくれた八木通訳だが、その中でも“故障とそこからの復帰”について話す時の口調が最も真に迫って感じられたのは理解できる。

