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「“うるせえ”と思っています」村上宗隆の通訳がじつは悔やんでいた“あの発言”の真意…楽天社員を辞めた32歳がムネに信頼される理由

posted2026/09/07 11:05

 
「“うるせえ”と思っています」村上宗隆の通訳がじつは悔やんでいた“あの発言”の真意…楽天社員を辞めた32歳がムネに信頼される理由<Number Web> photograph by Amya Henley/MLB Photos via Getty Images

オールスターのレッドカーペット・ショーで取材に応じる村上宗隆と通訳の八木賢造さん

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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Amya Henley/MLB Photos via Getty Images

17試合ぶりの一発に、本拠地シカゴは大歓声に包まれた。日本人初のMLB1年目で30号に到達した村上宗隆(26歳)。その活躍を影で支えてきたのが通訳の八木賢造さんだ。MLBの舞台裏を明かした。〈NumberWebインタビュー全2回の前編〉

 ホワイトソックスの主砲としてチームを引っ張る村上宗隆の評価が上がると同時に、通訳として通称“ムネ”を支える八木賢造さんの存在感も徐々に高まっている。

 メジャー1年目ですでに30本塁打を放ったスラッガーの隣に立ち、その言葉をスムーズに翻訳してきた。村上の活躍が続き、シカゴでも最高級のスーパースターとしての地位を確立する中で、必然的に八木通訳の出番と露出も増えている。サラリーマンとしての安定した立場を捨てた32歳は、自身にとっても“ルーキーシーズン”である今季の中で村上とともに着実に前に進んでいる。

「ムネさんの伝えたい言葉を曲げずに伝えることが重要と思っているので、訳す時はそれを大切にしています。村上選手のことを知っていただきたいと思いますし、通訳を介して良くも悪くも違う伝わり方をしてしまうと、それは通訳の仕事としては間違っていると思います。だからそれはできる限り、ないようにしたいんです」

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 そう話す八木通訳の仕事が最も際立ったのは、村上が初出場を果たしたオールスター期間中のあるやりとりだった。

オールスターでの“うるせえ”発言

 オールスター選手たちがとっておきの衣装に着飾り、ファン、メディアの前に登場するレッドカーペットショウでの米メディアとのインタビューでのことだ。今季予想外の強さでプレーオフ争いをするホワイトソックスについて、「アンダードッグと見られているが、それが優位に働いていると思いますか?」と問われた際の村上の返答は生来の負けん気が現れたものだった。

「いや、僕たちは記者の方たちの意見なんか気にしてないですし、勝つ集団なので、“うるせえ”と思っています」

【次ページ】 「少し守りに入ってしまった」八木通訳が悔やむ表現

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