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「現実を突きつけられたわけだから」敗れた福島の絶対王者・聖光学院で“新チーム”が始動…神様にそっぽを向かれた常勝軍団はどう変わる?
posted2026/08/29 11:02
福島大会で負けた翌日から新チームが指導した聖光学院。炎天下のグラウンドでも大きな声をだしていた
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中村計Kei Nakamura
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Kei Nakamura
夏の甲子園開幕前、各地の地方大会では強豪校の敗退が相次ぎ、福島でも絶対王者・聖光学院がまさかの敗退を喫した。これまで折に触れて聖光学院のグラウンドを訪れてきた筆者には、そこだけ世間とは別の時間が流れているように感じられるという。まるでスタッフや選手たちが放つ覇気によって作り出された、透明なドームがグラウンド全体を包み込んでいるような独特の「聖光ドーム」。新チームが始動した今、その中では何が起きているのか。《全3回の3回目/第1回、第2回も公開中》
聖光学院は福島大会で負けた翌日から、すぐに新チームの練習を始めたという。監督の斎藤智也は「新チームに救われたよ」と振り返る。
「23日に負けて、24日には始動した。甲子園で負けたときは帰ってきてから2日間くらい休ませてよ、って甘えちゃうときもあんだけどね。でも、よかったよ。県で負けて休んだりしたら、切り替わらないし。休んで1人でボーッとしてたりしたら、余計におかしくなっちゃう」
「甲子園は、もう天国だから」
ただし、気候はまた別の話だ。2000メートル級の山々からなる吾妻連峰などに囲まれた福島盆地の名物、蒸し暑さには辟易としていた。
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「甲子園よりぜんぜん暑いからね。福島は湿気があるからモワッとしてるのよ。発汗量がすごいんだわ。サウナみたい。だから、こっちで残って練習している選手たちには悪いけど、甲子園に出たいっていうのは、この福島の暑さを避けるためっていう大目標もあってね。大阪いったらグラウンドの割り当ての関係で、2時間しか練習できないでしょ。野球のこと考えないでいいってなったら、甲子園は、もう天国だから」
いかにも斎藤らしい、お茶目な本心が顔を出した。
「NHKつけたの、今日が初めてだよ」
部長の横山博英は斎藤とは違った。

