甲子園の風BACK NUMBER

王者・山梨学院まさかの敗退ウラ側「甲子園4強がまやかしに…」甲子園優勝監督が語る敗因…敗れた相手校監督に電話、ガラリ変えた“チームの体制”

posted2026/08/26 11:01

 
王者・山梨学院まさかの敗退ウラ側「甲子園4強がまやかしに…」甲子園優勝監督が語る敗因…敗れた相手校監督に電話、ガラリ変えた“チームの体制”<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

山梨学院を率いる吉田洸二監督

text by

谷川良介

谷川良介Ryosuke Tanikawa

PROFILE

photograph by

Hideki Sugiyama

今夏、山梨大会で敗れた山梨学院。王者はなぜ県大会で敗れたのか。2023年春の甲子園で優勝も経験した吉田洸二監督が語る、敗因。【全4回の2回目】

疑問視された投手起用ウラ側

――山梨大会の準決勝・帝京三戦は、長期離脱明けの菰田陽生投手でも檜垣瑠輝斗投手でもなく、先発に木田倫大朗投手を起用しました。

吉田洸二監督(以下、吉田) 檜垣を投げさせることは、実はもう頭になかったんです。1、2回戦は投げさせたんですけど、まだ本調子とは程遠いことがわかった。この起用を疑問視する声もありましたが、私は一番安定感のある木田がなんとか3回まで粘って、あとは今夏の主軸として期待していた2年生・渡部に託そうと。そういうプランでした。

――3回表に4失点。逆転を許しました。

ADVERTISEMENT

吉田 1イニングに4失点とか、県内の公式戦で過去10年くらい遡ってもないんじゃないかな。そこが勝負の分かれ目でした。でも、帝京三の野球はすごく良かった。

――どのあたりにそれを感じました?

吉田 うちのバッターの苦手なところを徹底してついてきましたね。

敗れた監督に電話「そんなことしたことはない」

――研究されていた、と。たしかにこの日の山梨学院は4安打止まりですね。

吉田 翌日、帝京三の監督(大牧大輔氏)に電話したんです。今までそんなことしたことはないですよ。でも自分の中で「やられた」という思いがあったので、なぜ負けたかということを深く理解したかった。聞くと、とにかく1年間、私に「お前強くなったな」と言ってもらいたくてやった、と。そもそも、向こうは勝てるなんて思ってなかったそうなんですよ。認めてもらいたい一心だった。そんな純粋な思いが、生徒さんにいい形で乗り移ったのかなと。

――帝京三はすべてをかけて挑んできた。

【次ページ】 記者の質問「奢りはなかったか?」

1 2 3 NEXT
#山梨学院高校
#吉田洸二
#菰田陽生
#檜垣瑠輝斗
#木田倫大朗
#帝京第三高校
#大阪桐蔭高校
#大谷翔平

高校野球の前後の記事

ページトップ