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甲子園の風BACK NUMBER
「ある人に聞けば英雄。素人監督だと言う人も…」甲子園の神様になった池田高校・蔦文也監督の正体「本当の祖父を知りたかった」親族が打ち明けた本音
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by日刊スポーツ/アフロ
posted2026/08/21 11:02
池田高校を率い、3度の甲子園優勝を果たした蔦文也監督
村井 僕も本を読ませていただいて、やっぱり非常に多面的というかですね、人間ってそういうものだと思いますけど、見る人によって全然見え方が違うんだなっていうことが、本当によくわかるなと。哲一朗さんは、田中さんの取材で描かれている蔦文也像を、孫としてはどう読んだのでしょうか。ご自身が見てきたおじいちゃんとの差、乖離みたいなものはあったでしょうか?
「僕にとっては、普通の優しいおじいちゃん」
蔦哲一朗 僕自身、ドキュメンタリーでいろんな方を訪ねてお話を聞いてたので、知っている部分も多くはあったんです。けど、本を読ませていただいて、金銭面のことを結構多く書かれてたので、なんか新しい一面を見せてもらったというか。僕自身もそうなのかもしれないですけど、お金に無頓着なところがあるので、確かにじいちゃんをそういう目線で見てなかったなっていうのがあって。お金の使い方とか、お金のことに関して、その人の人間性っていうものを見ることもできるのかなと思って、新しい視点で楽しく読ませてもらいました。
僕のイメージのじいちゃんっていうのは、本当にもう普通のおじいちゃん。孫に対してすごい優しいんですよ。会いに行けば、ガンダムのプラモデルを買ってくれるみたいな。けど球児の方たち、当時野球を教えてもらっていた方たちはもう本当に、鬼のようだったって言っている。父の話を聞いても、父はじいちゃんに全く旅行に連れてってもらったこともないし、遊んでもらった記憶もないっていう。
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まだ池田高校が弱い時代に、父が野球部に入れられて。他の子を殴るよりかは自分の子を殴った方がいいぐらいの感じで、結構厳しめの指導受けてっていう……そういう関係もあったようです。なんかちょっと歪んだ家庭環境だったのかなっていうのは、想像がついたっていうのはありますね。
「本当の祖父を知りたかった」
村井 この本の中で田中さんも書かれていますが、最初にNumberWebで3本の記事を出された後、反響がすごすぎて、再取材をしに再び池田町へと向かう。結構な心理的ハードルがあったんじゃないかっていう気がしたんですけど、どうですか?

