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甲子園出場→“吹奏楽部の応援なし”異例決断ウラ側「英断だったと思う」「録音音源を認めては?」じつは日程がコンクールと重なる悩み…記者の提案
posted2026/08/21 06:00
野球部の甲子園出場と吹奏楽部のコンクールが重なった学校が下した決断とは(実際の現地写真)
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梅津有希子Yukiko Umetsu
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Yukiko Umetsu
大会4日目、大分商業(大分)と対戦した日本文理(新潟)。4年ぶり13回目の出場となった同校は、学校を挙げての応援体制を準備していた。ところが、組み合わせ抽選の結果、試合は8月8日に決定。“吹奏楽の甲子園”ともいわれる吹奏楽コンクールの新潟県大会は翌9日に開催されるため、バスで10時間以上かかる移動時間を考えると両立は厳しい。あくまでも「チーム文理」として応援したかったため、他校の吹奏楽部に頼むのではなく、「太鼓と声の応援を選手たちに届けよう」と、迷わず「吹奏楽部なし」の応援を決めた。吹奏楽部としても、とても甲子園で演奏したかったが、自分たちのコンクールも大事。この試合に勝てば、次は応援に行くことが出来る。野球部の小林遼さんも、「今回は自分たちのコンクールをしっかりがんばってほしい」と、地元に残る吹奏楽部にアルプススタンドからエールを送った。
「吹奏楽部が来てくれたらもちろんうれしいけれど、今はコンクールに集中してがんばってほしい。こんな大きな甲子園で、自分たちの声で応援できるとポジティブにとらえています」(小林さん)
そもそも、吹奏楽コンクールとはどのような大会なのか。筆者は中高時代、全国大会である全日本吹奏楽コンクール出場に青春のすべてをかけていたのでよくわかるが、吹奏楽部員にとって、まさに“吹奏楽の甲子園”ともいえる大会だ。
「コンクールと重なった学校」ほかにも…
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今年108回を迎えた全国高校野球選手権大会から遅れること30年あまり、全日本吹奏楽コンクールは今年74回目を迎える。そのシステムは、都道府県ごとに若干異なるが、北海道出身の筆者のケースでいうと、札幌、旭川、函館などの地区大会→北海道大会(支部大会)→全国大会という順序をたどる。地域によっては、たとえば千葉県のように県内予選→本選大会→東関東大会→全国大会というところもある。
7月頃から地区大会が始まり、8~9月に県大会と支部大会、そして10月下旬から11月上旬に全国大会が開催される。全団体に金・銀・銅のいずれかの賞が授与され、金賞受賞団体の上位数校が次の大会に進むことが出来ることから、どこの団体も目指すのはやはり、ゴールドに輝く金賞だ。
今回、日本文理が甲子園と重なったのは新潟県大会。他県も8日~11日にコンクールが集中し、9日は八王子実践(東京)、鳥取城北(鳥取)、中京(岐阜)が甲子園の試合と吹奏楽部の大会が重なった。 八王子実戦は姫路市立高校吹奏楽部による友情応援、鳥取城北は吹奏楽部OBが演奏した。

