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素手捕球にグラブトスまで…今年の甲子園“二遊間が上手すぎる”問題 関係者が明かしたその「納得のワケ」は?「ツーランクは上手くなっている」
text by

安倍昌彦Masahiko Abe
photograph bySankei Shimbun
posted2026/08/20 17:44
華麗な併殺プレーなど多くの美技を見せてくれた甲子園の二遊間選手たち。その技術向上のウラには一体どんな秘密が…?
そして、この夏の甲子園で出会ったもう一組の二遊間が、有明高・永田晴輝二塁手と実田聡志遊撃手のコンビだ。
50m5秒8……抜群のスピードを持ちながら、そのスピードに振り回されず、二塁手としての守備ワークにまんべんなく活用できる永田二塁手。
二塁ゴロ併殺の二塁送球を、体のひねりだけでストライクが投げられる柔軟性に、二塁ベース上で走者のスライディングを一瞬のフットワークで躱しながら遊ゴロ併殺を完成させてしまう「とっさ力」。
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同じ「熊本」の荒木雅博内野手(元中日)の熊本工業高当時のプレーがそっくり重なって見える。鋭いセンター返しの打とスタート抜群の盗塁センスも、ぜひ書き添えておきたい。
華麗な永田二塁手に、堅実無比な実田遊撃手だって負けちゃいない。
初の甲子園に、おそらく緊張感MAXだったはずの初回から、2本連続の遊ゴロを一歩目の出足鋭く、捕球→送球の安定したボディバランス。派手さはなくても、長い時間をかけて練り上げ刷り込んできたワザを披露してくれている「発表会」のように見えていた。
その他にも、高川学園高・若藤芽空遊撃手の滑らかな連動からの強く投げようとし過ぎない安定したスローイングに、天理高・金本相有遊撃手のイレギュラーに難なく反応して即トップをとれるメカニズムにも天才性を感じるし、二塁手なら智弁和歌山高・楠本龍生選手。左右はもちろん、前後にも動きのバリエーションをいくつも持ち合わせ、高いバウンドで投手頭上を越したゴロをさばいた一塁送球は、野手の体感として、ほとんど後方に投げる感覚。それでも、ピシャリ、ストライクスローだから舌を巻く。
なぜ「二遊間の名手」が激増?
挙げていけばキリがないほど、「名手」ひしめく二遊間たち。
ならばこうした現象は、どうしてはっきりした「傾向」にまで高まっているのか?
現場の指導者、関係者の方たちに訊いてみると現代らしい「納得の答え」が返ってきた。
<次回へつづく>

