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「ボールが逃げていく!」球史に残る痛恨のワンプレーを今も胸に…30年遠ざかる甲子園をめざす上宮高の挑戦「大阪“2強”に団結力で挑む」 

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内田勝治

内田勝治Katsuharu Uchida

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posted2026/08/18 11:01

「ボールが逃げていく!」球史に残る痛恨のワンプレーを今も胸に…30年遠ざかる甲子園をめざす上宮高の挑戦「大阪“2強”に団結力で挑む」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

1989年センバツ決勝、上宮はあとワンアウトで優勝まで迫りながら「痛恨のプレー」で逆転サヨナラ負け。今も残るその教訓とは?

 また、通学環境やマナーに対する指導も厳格だ。部員たちは授業後、大阪市天王寺区の学校から近鉄線を乗り継ぎ、喜志駅から自転車で15分ほどかけてグラウンドに通う際、近隣住民との関係性を何より大切にしている。

「かつては通学マナーについて厳しいご指摘をいただいた時期もありました。だからこそ今、地域の方々にご理解いただき、応援していただけるようなチームでありたい。挨拶やマナーを徹底し、愛される存在になることが第一です」

 ただ、今夏の大阪大会は4回戦で敗退し、チームは新体制へと移行。村田監督が「すごく真面目で一生懸命できる子」と評する新主将の西川立真(たつま)内野手を中心に、秋へ向けて粘り強いチーム作りが進んでいる。

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「最初は不安もありましたが、毎日1000スイングをやり込んで新チーム初戦の練習試合に臨んだら、結果が出たんです。チームとしての共通認識は、チャンスでは右打ち意識で、フライを上げないこと。守備では2死から四球や死球を出さないということを徹底しています。打力やパワーは大阪桐蔭や履正社に及ばない部分はありますが、チームの団結力で勝負していきたいです」

「2強」の牙城を崩せるか

 西川主将の言う通り、大阪の高校野球界は、大阪桐蔭、履正社の「2強」が君臨している。しかし、村田監督は決して諦めることはない。今春から元木氏がOB会長に就任。上宮の全盛期を知るレジェンドの協力も得て、一丸となって1997年春以来の甲子園出場を目指す。

「OBの方もたくさん指導にきてくださいますし、学校側もすごく協力体制に入ってくれています。選手には『伝統を継承していこう』と言っていますが、部室には『俺らで伝統を作っていこう』というキャッチフレーズも貼っています。上宮のユニフォームを着ている以上、負けていいゲームはありません。どんな相手にも立ち向かっていく気持ちは絶対に忘れず、甲子園に必ず出場するために、子供たちと頑張っていきたいと思います」

 かつて甲子園を彩ったアイボリーのユニフォームが、再び聖地に映えるその日まで——。上宮の意地と誇りをかけた挑戦は、これからも続いていく。

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「とんでもないところに来てしまった」意外にも30年甲子園なし…元木大介・黒田博樹を輩出した大阪の雄・上宮高のいま「令和に変えるべきは変えて」

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