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「私、野球好きだから」ロッテ・益田直也250セーブを支えた“守護神の妻”「子供には聞かせられない」野次に席を立ったことも…夫人が語る偉業への道のり 

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梶原紀章(千葉ロッテ広報)

梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara

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photograph bySANKEI SHIMBUN

posted2026/08/14 11:01

「私、野球好きだから」ロッテ・益田直也250セーブを支えた“守護神の妻”「子供には聞かせられない」野次に席を立ったことも…夫人が語る偉業への道のり<Number Web> photograph by SANKEI SHIMBUN

紆余曲折を乗り越えて250セーブの金字塔にたどり着いた益田

 一家の大黒柱が打たれて帰ってきた時、家族の対応はなかなか難しい。もちろん自分たちから野球の話を振ることはない。話しかけてくるのを待つ。

「お疲れ様」

 玄関でかけた一言に、焦燥の表情と共に「全然、お疲れ様じゃない」と返ってきたこともあった。それでも公代さんは、「私も負けん気が強いので、それでもお疲れ様は絶対に言うと決めていた」と笑う。打たれたらその日、予定していた外食は基本的にキャンセルとなる。

観客席で聞こえてくる野次にも…

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 帰りが遅い時は、どこかで一人で悩んでいるのだろうと察する。ある時、あまりにも帰りが遅いので、駐車場まで家族全員で見に行ったことがあった。すると、マイカーの中で明かりも灯さず、エンジンも切って一人で呆然としている夫の姿があった。近づくとようやく冷静さを取り戻し、表情を少しだけ緩め、子どもたちと手をつなぎ一緒に自宅に帰ってきた。

 スタンドで観戦していると、近くに家族がいることを知らない観客の野次が聞こえてくることもある。

「私はいいけど、子どもには聞かせられない」

 席を離れて外に出たこともあった。ネット上のコメントで傷つくことはもちろんある。

「打たれてピッチングの内容を叩かれるのは仕方ないとは思っています。でも、『辞めちまえ』とかいうのはキツかった」と公代さん。逆に救援に成功してもスポットライトが当たる機会も少ない。家族全員が楽しみにテレビのスポーツニュースが始まるのを待っていると、打のヒーローと先発投手の好投を紹介して終わり。それが日常茶飯時。一方で打たれた時は決まってクローズアップされる。抑えて当たり前と思われがちなストッパーの家族の辛さがある。

不調の時こそ家族全員で応援

 選手の家族は大抵、不振の時はあまり試合観戦に来なくなる。でも益田家は違った。不調の時こそ家族の応援が必要とスタンドに足を運び、夫に声援を送り続けた。出来る限り、スタンドに足を運んだ。

【次ページ】 「主人が凄いなあと思うところは…」

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