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甲子園の風BACK NUMBER
池田、PL学園の時代から激変…甲子園アルプス“応援を変えた”千葉の男性は何者? 「仙台育英も使用…40年越し大ブーム到来」「作った曲は50曲以上」
text by

梅津有希子Yukiko Umetsu
photograph byHideki Sugiyama
posted2026/08/11 06:00
千葉の私立高の吹奏楽部顧問が40年前につくった応援曲が、甲子園でブームになっている
「今年は10件くらい電話が来たかな? 中には、『うちの息子がこの曲で応援してほしいと言っていて、使ってもいいでしょうか?』と保護者の方から連絡が来たり、野球部の生徒が、昼休みに自ら電話をかけてきたこともありました。『先生、僕この曲で応援してもらえると打てそうなので、使ってもいいですか?』と。『もちろんいいけど、まず自分の学校の先生を通してまた連絡をもらえるかな?』と返しました。昼休みにわざわざかけてきたことを考えると、微笑ましくて(笑)」
LINEやDMでの連絡が当たり前の令和の高校生にとって、知らない学校に電話するのはさぞ勇気がいったことだろう。その後、すぐに教員から電話があったといい、楽譜を送ったという。
令和の“定番応援”に…
「高校球児たちが、『力をもらえる』『打てそうな気がする』と言ってくれるのは、やっぱりとてもうれしい。高校野球のワンシーンの中に自分の曲が入るわけですからね。だから、皆さんが使ってくださっていいんです。『みんながんばれよ!』という気持ちです」
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早稲田大学の『コンバットマーチ』は、伝統校に多い「第一応援歌」などの、皆で歌う学校の“応援歌”から、吹奏楽の演奏による“応援曲”の先駆けとなった曲だが、連日のようにアルプススタンドに響き渡る『チャンス紅陵』を聴いていると、まさに「令和の『コンバットマーチ』になったなあ……」と、しみじみ感じるのだ。
24年ぶりの夏の甲子園出場を果たした拓大紅陵。いったいどんな学校、そして吹奏楽部なのか――。
〈つづく〉

