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バレーボールPRESSBACK NUMBER
「どの国にもビビってない」石川祐希の“冷静な目標設定”に初A代表・西川馨太郎が驚いた理由「藍とか西田さんがキャプテンをすることも可能だと思う…だけど」
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byJVA/AFLO SPORT
posted2026/08/05 11:14
「代表のキャプテンを、藍とか西田さんがすることも全然可能ではあると思うんですけど……」今年初めてA代表を経験した西川馨太郎は、石川祐希の存在感に驚いた
「なんでかわからないですけど、みんな(決勝ラウンドの目標を)『表彰台』とか『メダル』と言っていました。僕は、『全然、世界一行けんじゃね?』『金メダルでいいんじゃね?』と思ったんですけど。それこそ、西田さんとか藍とかは、『金メダル』って言いそうなのに、言わないんだ、と思った。だから、そういう意味での中心になっているのも祐希さんなんだろうなと。
祐希さんは“世界”に対して、今のままじゃいけないとか、そんな、ノリと勢いだけで(世界一は)獲れるもんじゃないみたいな思いがあるのかもしれない。無意味に弱気になる人には見えないので。そういうのがあるから、祐希さんが口にしている言葉を、みんなが知らず知らずのうちに受け取って、だからチームとしての目標がそういうふうになっているのかもしれない。僕は長くいたわけじゃないので、わからないですけど、そんなふうに見えました。
チームがちゃんと強くありたい、みたいな感じでしたね。“勝てるチーム”というより、“強いチーム”。どのチームに対してもそもそもビビってないし。いいチームだなと思いました」
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西川の、石川評やチーム分析は的確で新鮮だった。再合流したB代表では、7月24日に行われたイタリアとの親善試合に出場し、要所でクイックやブロックを決めるだけでなく、周囲に積極的に指示を出し、どっしり感を漂わせた。近いうちにA代表で戦う姿を見てみたい選手だ。
一方A代表は、ネーションズリーグ準々決勝で、中国に苦戦しながらも3-1で勝利し、連勝を13に伸ばした。しかし準決勝は、アメリカとのフルセットの激戦に惜敗。それから約17時間半後に行われたスロベニアとの3位決定戦は疲労を隠せず、1-3で敗れ、2年ぶりのメダルには届かなかった。
試合後のテレビインタビューで、石川キャプテンは悔しさを滲ませ、心なしか目が潤んでいるようにも見えた。3位決定戦の翌日、帰国した直後に石川が語った言葉とは――。〈つづく→後編〉

