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高橋藍の闘志、西田有志が体現した“プラス1m”…男子バレーなぜ強い?「“ちりつも”です」ティリ監督が“タレント軍団”に徹底した5つの約束事
posted2026/09/17 11:05
攻守にわたって活躍した高橋藍と西田有志
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
JVA/AFLO SPORT
「あーっ!今の行けたー!」
西田有志がコートに突っ伏して悔しがる。
ブロックに当たってコート後方に弾き出されたボールに猛ダッシュして飛びつき、手には触れたが、惜しくもつながらなかった。
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すぐに起き上がり、数秒遅れで壁のスクリーンに再生される映像を見て、自分の“一歩目”を確認する。
アジア選手権開幕を約2週間後に控えた8月中旬の、日本代表の練習風景だ。
この日の練習開始時の円陣で、ロラン・ティリ監督が選手たちに求めたのはそこだった。
「1mプラス。1m早く。どのポジションも、これを意識してください。昨日の練習でもみんな頑張ってやっていましたが、何回か(ボールを)見ているだけというシチュエーションがあった。そうじゃなく、とにかく“一歩”を踏み出す。それが違いを生み出します」
ディグもブロックフォローもブロックもすべて、一歩目の反応を早くすることにより、“プラス1m”を実現する。
練習後ティリ監督に話を聞くと、「“1m”って何でもないように思えるかもしれませんが、それが積み重なれば大きな違いを生むので。“ちりつも”です」とのこと。
“ちりつも”は、今年からティリ監督のフランス語通訳を務める郷倉マリーンさんによる訳だ。「ティリさんの考えが感情と共に伝わってきてわかりやすい」と選手たちに評判の理由がわかる。

