酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
〈いち早いセパMVP、沢村賞予想〉もし阪神V逸でも「佐藤輝明か森下翔太か高橋遥人」か…決定的理由は「巨人に突出した主力がいない」問題
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byNanae Suzuki
posted2026/07/31 17:15
阪神の佐藤輝明は2年連続MVPも射程に入る
平良海馬(西)15登7勝2敗0S0H 93回 責12率1.16 PR23.20
北山亘基(日)16登9勝3敗0S0H 102.1回 責24率2.11 PR14.73
前田悠伍※(ソ)11登8勝0敗0S0H 64回 責10率1.41 PR14.23
エスピノーザ(オ)15登9勝3敗0S0H 97回 責25率2.32 PR11.72
髙橋光成(西)16登8勝5敗0S0H 107.2回 責30率2.51 PR10.75
隅田知一郎※(西)15登7勝6敗0S0H 107回 責30率2.52 PR10.50
大津亮介(ソ)15登9勝2敗0S0H 100.1回 責28率2.51 PR9.98
オスナ(ソ)35登1勝1敗0S17H 35回 責4率1.03 PR9.25
マチャド(オ)32登1勝0敗23S5H 33.2回 責4率1.07 PR8.74
上沢直之(ソ)13登5勝4敗0S0H 78.1回 責21率2.41 PR8.65
西武の平良が抜群の成績、しかし平良は戦線離脱した期間があり規定投球回数には未達だ。2位は日本ハムの北山。首位のソフトバンクでは新鋭の前田悠が8連勝と目覚ましい活躍だが、彼も規定投球回数には程遠い。規定以上では大津だが、MVP級とは言いがたい。
巨人に傑出した成績の選手がいない問題
投打を通じてのMVP争い、セ・リーグは阪神が優勝すれば、佐藤輝明、森下翔太、高橋遥人の三つ巴の争いとなるだろう。ただ、今季は巨人と阪神がデッドヒートを続けている。巨人には投打ともに傑出した選手がいない。巨人の有力候補を上げるとすれば……。
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〈打者〉
ダルベック 325打85安17本55点0盗 率.262 RC50.08
キャベッジ※ 303打74安13本29点4盗 率.244 RC34.99
浦田俊輔※ 274打76安0本16点25盗 率.277 RC34.04
〈投手〉
井上温大※ 15登9勝5敗0S0H 94回 責22率2.11 PR11.77
ウィットリー 14登3勝4敗0S0H 81.2回 責21率2.31 PR8.34
マルティネス 37登3勝2敗29S2H 35.1回 責6率1.53 PR6.69
傑出した選手がいないのに大戦力の阪神と互角の勝負をしているのが、今年の巨人の特長。橋上秀樹監督代行の「用兵の妙」と言えるかもしれない。巨人Vの場合は、票がばらけて予測が難しくなるだろう。強いてあげればクローザーのマルティネスか。ひょっとすると巨人が優勝しても阪神からMVPが出る可能性もあろう。
パ・リーグではソフトバンクが優勝すれば近藤健介、栗原陵矢の争い。栗原が本塁打王になれば栗原か。ダークホースとして8連勝中の前田悠伍が、今後も連勝を伸ばせば票が入るかもしれない。

