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今年のプロ野球“最大のナゾ”「なぜ阪神・森下翔太は死球を当てられるのか?」元ソフトバンクコーチが語る“3つの要因”「そして佐藤輝明が打ちまくる」
posted2026/09/08 11:04
今シーズン、ここまで両リーグ最多死球を受けている森下翔太(阪神)
text by

岡野誠Makoto Okano
photograph by
KYODO
今季のプロ野球は、デッドボールが目立っている。9月6日現在、両リーグ合わせて542個(セ274、パ268)。このまま行けば、昨季を上回るのは確実で、過去10年で最も多い数字になる可能性も十分にある。なぜ、死球が増えているのか。ソフトバンクで一軍内野守備コーチや二軍監督を務めた水上はこう考える。
「近年、各球団とも大量のデータを抱えています。『このバッテリーは、2ボール1ストライクなら何を投げるか』という資料が全てのカウント別にある。それは正確ですし、すごく選手の頼りになる。ただ、野球には偶然が付きものです」
要因1)データ分析が向上したから
データ通り、投手が外角を狙ったものの、すっぽ抜ける場合もある。捕手が裏をかくケースもある。
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「逆説的ですが、信頼できるデータが増えたことで、死球が多くなっているのだと思います。『このカウントなら内角には来ない』と考えていると、打者は避けられないんですよ」
両リーグ最多死球の森下翔太(阪神)を例に挙げてみよう。6月5日の楽天戦(甲子園)の3打席目、捕手の伊藤光は外角低めに構えたものの、制球力の高い岸孝之のチェンジアップが抜けた。外角を予想していたと思われる森下は踏み込んでいたため、右手首付近に死球を受けた。データ通りの配球になるはずだったが、想定外の事態となった。
要因2)右方向への打球増
森下の死球増に目を向けると、水上は「成長の証でもある」と話す。
「引っ張り専門のイメージが強いですけど、今年は中堅から右へのホームランも出ている。かつてのキヨ(清原和博)のように、外角をライトに持っていくと、相手チームは内角へ投げて腰を引かすという作戦を取る。そのため、さらに死球を受けやすくなったのでは」
森下のホームラン方向を1年目から振り返ってみよう。

