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「これなら絶対に行ける」負傷抱えた今永1位指名の舞台裏 元GM・高田繁の弱小DeNA強化策 ドラフト会場のホテル到着後も「中畑にはまだ言わない」
posted2026/09/08 17:54
チーム強化のため、ドラフトを重要視していた高田繁
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村瀬秀信Hidenobu Murase
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JIJI PRESS
選手、監督、GMとして、プロ野球の表も裏も知り尽くした男・高田繁。「塀際の魔術師」と呼ばれた巨人V9戦士は、日本の野球界に何を残したのか。野球人生のすべてを語り尽くした『後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年』(著:村瀬秀信)が絶賛発売中だ。今回はその中から、2011年からの横浜DeNAベイスターズGM時代を抜粋し、紹介する。【全3回の3回目/第1回、第2回も公開中】
やっとドラフトの話や。俺がチーム作りで最も重要視する、これからチームを作る上で原点となる第一歩。GMに就任した時から翌年のドラフトへ向けての準備がはじまった。
DeNAでもドラフトの方針は「その年の一番いい選手を指名する」というのは日本ハムの時と同じや。絶対に忖度はしない。拒否されるから指名しないなんて考えないよ。ただ、日本ハムやヤクルトとの違いは戦力だった。
方針は日ハムと同じ なぜ大谷を指名しなかったか
どこを見ても穴だらけだしな。あれもこれも足りないんだけど、とにかく即戦力が必要だった。何年か後を見据えた高校生を獲る余裕なんてしばらくない。11月にあった前体制での最後のドラフト会議では、高校生ばかり獲っていたからなおさらだよね。
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2012年、最初のドラフトはメジャー志望の大谷翔平を日本ハムが指名した。これも俺が辞めた後も一貫した方針が続いている証しだ。さすがだよ。
DeNAがなぜ大谷に行かなかったって? あの時点でドラフト1位に穴を開けられる余裕があるわけないやろ。とにかく即戦力や。この年は亜細亜大学の東浜巨を指名したが抽選で外れた。代わりの1位が駒沢大の白崎浩之。ショートも補強ポイントだったからね。中畑(清)と同じ駒沢だけど関係ない。あいつにドラフトで誰を指名するなんて事前に教えたらすぐしゃべっちゃうからね。希望は聞いたよ。「左手で投げれば誰でもいいです!」と懇願されたわ。確かに左腕は不足していたんだけど、とにかく即戦力や。

