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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「サッカーが野球の人気を上回った」説も…なぜ今、アメリカで野球人気が復活した? 「大谷翔平」「試合時間の大幅短縮」だけじゃない“ある理由”
posted2026/07/19 11:01
なぜ今、アメリカで野球人気が高まっているのか?(写真はドジャースタジアム)
text by

水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph by
Kiichi Matsumoto
低迷の一途だったMLBが、V字回復といっていい勢いで人気を盛り返している。
なぜ人気復活? 理由を探る
観客動員は伸び、試合中継の視聴者数も上昇。ドジャースとブルージェイズによる昨季ワールドシリーズの1試合平均視聴者数は、2017年以降では最多の1570万人を記録し、サンダーとペイサーズによる昨年のNBAファイナルの1試合平均1020万人を凌駕。今年3月に開催された第6回WBCでは、米国とベネズエラによる決勝が大会史上最多の視聴者数約1080万近くを記録した。今季レギュラーシーズンの視聴者数も伸びており、米専門メディア「スポーツビジネス・ジャーナル」の2026年7月13日付の記事は、米4大テレビネットワークの1つであるFOXは土曜日のプライムタイムの中継が2023年の開始以来ベストの視聴者数となる平均227万人で、昨季より10%増だったと伝えている。
人気復活の中で注目されているのは特に、若い世代からの関心の高まりだ。今季、球場のスタンドで、男性ファンが脱いだTシャツを振り回しながら上半身裸で応援するというスタイルが大流行しているが、これはもともとカレッジスポーツでは見慣れた応援スタイル。それがMLBにも波及してきたことは、若者層のファンが増えた影響を物語っている。若者にアピールしようとピッチクロックやけん制球制限など試合時間短縮を目指した新ルールを次々に導入したことも、今のファン層の変化につながっているだろう。2022年は3時間6分だったMLBの平均試合時間は、翌2023年には2時間42分と大幅に短縮され、昨季は2時間38分だった。今季はストライクの自動判定システム「ABS」のチャレンジ制度を導入して平均試合時間が昨季より数分長くなっているが、この新ルールはエンターテイメント性を大きく高める結果となり、ファンに好評だ。

