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「消極的になった。たらればですけど…」中村敬斗が明かした“後悔”…逆転負けのブラジル戦後半、日本の交代カードはなぜ“守備的”だったのか?

posted2026/07/04 11:00

 
「消極的になった。たらればですけど…」中村敬斗が明かした“後悔”…逆転負けのブラジル戦後半、日本の交代カードはなぜ“守備的”だったのか?<Number Web> photograph by AFLO

ブラジル戦の翌日、取材に応じる中村敬斗

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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ブラジルに敗れ、ラウンド32で北中米W杯を終えた森保ジャパン。敗因の1つとして挙げられる「ベンチワーク問題」を、現地で取材した記者が徹底検証する《NumberWebドキュメント全2回の前編/後編につづく

◆◆◆

 北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦。日本は5度の優勝経験を誇る強豪ブラジルを相手に堂々と渡り合った。前半29分に中盤でボールを奪った佐野海舟が自ら持ち運んでゴール決めて先制。サッカー王国からリードを奪った。

 しかし、決勝トーナメントの戦いにはグループリーグとまったく異なる圧迫感があった。快進撃の夢を見た時間は確かにあったが、世界との差はやはりまだあった。後半開始から間もない56分と終了間際の2失点で1―2の逆転負け。日本の北中米ワールドカップはラウンド32で幕を閉じた。

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 敗因を一つに求めることはできない。それでも90分間を振り返ると、日本が勝利を逃した大きな要因として浮かび上がるのが、ベンチワークだ。特に気になったのは交代カードの切り方だった。

途中出場の“4人中3人”が守備的

 日本は1-1と追いつかれた後の66分に2枚(菅原由勢←堂安律、鈴木淳之介←中村敬斗)、78分に2枚(田中碧←鎌田大地、町野修斗←伊東純也)の交代カードを切ったが、途中出場の4人中3人は守備的な役割を担う選手だった。

 右と左のウイングバックに入った菅原と鈴木淳は後半、ビニシウスを左ワイドに固定するなど、クロスを多用する戦術に切り替えてきた相手の狙いを封じる役割。「いい守備からいい攻撃」を標榜してきた森保ジャパンにとって、まずはブラジルの勢いを止めるために守備を手直ししようという采配は決して筋を外れたものではない。しかし、谷口彰悟が「あの交代で両サイドの守備がハッキリするし、そのメッセージをピッチ内で感じていた」と振り返ったことでも分かるように、結果としてチーム全体の重心が下がり過ぎた。

 さらに、この試合で使った交代枠4つの中でただ1枚の攻撃カードである町野が森保一監督から指示されたのも、「相手のウイングに(ボールが)入ったときに中をカバーするところや、斜めでボールを受けながら前進していくところ。(伊東)純也くんだったり、それまで出ていた選手がつないでくれた分もつなげていく」(町野)という、守備意識が濃い内容だった。

【次ページ】 “消極的な戦い方”を選手も後悔していた

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