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「力不足ですね」ブラジル戦後の冷静分析にも注目…堂安律はなぜ“チームのために走れるのか”「強靭メンタル」を育んだ堂安家の絆〈第1子も誕生〉
posted2026/07/04 06:01
4試合を通じて献身的なプレーを見せた堂安律
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
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攻守にわたって献身的に走り続けた堂安律。若き日には物怖じしない性格や発言などから“ビッグマウス”とも称されたが、今大会ではそのリーダーシップに注目が集まった。「背番号10」は、いかにして形成されたのか。3歳年上の兄、堂安憂さんの証言が、その人間像を鮮やかに照らし出す。
堂安律が生まれ育った兵庫県尼崎市。JR尼崎駅には取材時、Indeed社のポスター「堂安律は、ひとりじゃない。」が掲出されており、兄の憂さんも広告に登場していた。堂安兄弟の笑顔は、昔からそこにあったように地元の駅に溶け込んでいる。
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兄として弟の活躍に嫉妬を感じたことはないか——。多くの記者に問われてきた、というこの質問に、憂さんはこう即答する。
「嫉妬は1ミリもないんですよね。自分の弟が活躍するのは喜ばしいことで、嫉妬する意味がわからない」
「結局、親が最強やと思います」
その屈託のなさの背景にあるのは、堂安家の強固な絆だ。幼少期は、負けず嫌いで人一倍ワガママだったという律に付き合い、ケンカもした。それでも家族の誰ひとりとして、末っ子のまっすぐさを否定しなかった。そしてその絆を支えたのは、両親の惜しみないサポートだったと憂さんは言う。
「母が朝5時とかに起きて弁当作ってくれるんですよ。結局、親が最強やと思います。そんなん、強くなるしかないじゃないですか」
律のメンタルの強さは、天賦の才だけでは説明できない。家族から受け取った何かを動力として、勝つことでそれに報いるために走る。その精神性が、今大会の献身的なプレーにも通じているように思えてならない。
兄が明かした堂安家のある"名シーン"が、すべてを物語っている。家族が久しぶりに集まった日、母はこんな言葉を口にしたという――。



