サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
堂安律の“怒り”は利己的なものではなく…スウェーデン戦の「悪い流れ」なぜ日本は“逆転されなかった”? 田中碧「負ける可能性もあった」選手の証言
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/27 11:05
先制ゴールをアシストした堂安律と喜び合う前田大然。ここから同点に追いつかれた日本だが、スウェーデンに逆転を許さなかった
「失点したあとにチームでまとまって、複数失点をしないという話をしていました。自分としても頭をクリアにしてプレーできたことが、最後まで集中力を高く持って防げた要因かなと思います」
田中碧「1対2で負ける可能性もあった」
オランダ戦は2度先行されながら同点に持ち込んだ。チュニジア戦は先行逃げ切りで快勝した。そしてこの日は、先制しながら追いつかれ、2点目を許さずにドローへ持ち込んだ。GK鈴木は「追いつかれる流れになりましたけど、最終的に負けてないのはプラスだと思います」と話した。
ダブルボランチの一角として2試合連続スタメンの田中碧は、「後半にたくさんのチャンスを作ったなかで、自分もそうでしたけどもう1点仕留めきれば結果は違った」と振り返る。そのうえで、「1対1のまま崩れずに試合を進められた」と言う。
ADVERTISEMENT
「1対2で負ける可能性も全然あったと思う。そこはネガティブにとらえても今はもう意味がないので、ポジティブにとらえて次に進みたいと思います」
堂安律は「課題も収穫もあった」と切り出す。表情に苦みはない。彼もまた、結果を前向きにとらえている。
「3位でも(ノックアウトステージへ)いけるこの新しいレギュレーションのなかで、しっかりと2位通過で突破したことはすごい価値があると思います。1位突破したオランダにも力負けしなかったし、このグループステージ3試合は、10回やってもこれぐらいちゃんとした内容を出せる自信がある。前回大会のスペイン戦とドイツ戦とは違う、カタールW杯とは違う内容で突破できたという自信はあります」
これまでなら負けていたかもしれない試合を、引き分けに持ち込んだ。粘り強さやしぶとさを見せたと言っていいが、堂安は「達成感みたいなものは、全然まだまだ、みんな持っていない」と語気強く語る。
「もちろん疲弊しているところはありますけど、さらに次の試合に勝つために準備をしていますし。試合が終わってからも、優勝を目指しているチームだなという雰囲気はあるので」

