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森保一監督「こういう話をするのは恥ずかしいですね(笑)」歴代最高・勝率70%の指揮官が語る“ルーティン”…なぜ毎回「4度のおじぎ」をするのか? 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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photograph byKeiji Ishikawa

posted2026/06/26 17:05

森保一監督「こういう話をするのは恥ずかしいですね(笑)」歴代最高・勝率70%の指揮官が語る“ルーティン”…なぜ毎回「4度のおじぎ」をするのか?<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

森保一監督。写真は2025年1月のインタビュー時

「選手やスタッフにケガなく、みんなが充実した時間をすごして健康で終わりますように。そう心の中で唱えました。このときだけじゃないですよ。必ずいつも4方向におじぎするわけではありませんが、すべての練習前に心の中で『ケガなく無事に終わりますように』と唱えています。試合のときもそうです。

 スタジアムと練習場は神聖な場所。サッカーの神様じゃないですけど、そこにご挨拶っていう感じです。武道の世界には『礼に始まり礼に終わる』という言葉があるじゃないですか。そういう感覚です」

「試合のときもそう」という言葉通り、中国戦当日、確かに森保監督はピッチに出てくると4方向のスタンドに向かっておじぎをしていた。森保監督の願い通り、その日、日本代表にケガ人は出なかった。

「こういう話をするのは恥ずかしいですね(笑)」

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 そして、このルーティンにはさらなる裏話があった。

「礼に始まり礼に終わる」のは日常生活も同じなのだという。

「1日の始まりと終わりに空を見ながら、心の中でつぶやくんです。たとえば夜、寝る前に空を見ながら1日の振り返りをしたあとに、『充実した時間を過ごさせて頂きありがとうございました。家族、サッカーファミリー、見守ってくださるすべての人に感謝します』という内容を唱えます。朝起きたらまた空を見上げて『新たな朝を迎えさせて頂き、ありがとうございました』と口にする。

 こういう話をするのは恥ずかしいですね(笑)。サッカーをできているのは平和な世の中があるおかげ。このルーティンを行う際、『世界が平和でありますように』という願いも常に心の中で言葉にしています。

 カタールW杯のときも朝晩欠かさず、このルーティンを続けていました」

 ここで興味深いのはサッカーの神様にご挨拶しながらも、「勝利」をお願いしているわけではないということだ。

<続く>

5月28日発売の書籍『逆転監督 森保一』(著:木崎伸也)。2年半以上の徹底取材と複数回の本人インタビューから、森保監督の“したたかな勝負師”としての顔に迫った一冊

■参考
「歴代サッカー日本代表監督の勝率」 
森保一:68.9%(106試合)
オシム:60.0%(20試合)
アギーレ:60.0%(10試合)
オフト:59.3%(27試合)
ハリルホジッチ:55.2%(38試合) 

#2に続く
「勝利は神様にお願いしない」森保一監督が試合前ルーティン「4度のおじぎ」を続ける理由…「1%でも勝率を上げるために」日々やっていること

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