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「勝利は神様にお願いしない」森保一監督が試合前ルーティン「4度のおじぎ」を続ける理由…「1%でも勝率を上げるために」日々やっていること

posted2026/06/26 17:07

 
「勝利は神様にお願いしない」森保一監督が試合前ルーティン「4度のおじぎ」を続ける理由…「1%でも勝率を上げるために」日々やっていること<Number Web> photograph by AFLO

日本代表森保一監督(57歳)

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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AFLO

森保一監督というと、マジメで優しそう――そんなイメージがある。だが、それだけでは世界で勝てない。3刷重版と話題の新刊『逆転監督 森保一』(著:木崎伸也)は、2年半以上の徹底取材と複数回の本人インタビューから、森保監督の“したたかな勝負師”としての顔に迫った一冊だ。そのなかから、“ルーティン=なぜ4度のおじぎをするのか?”のエピソードを紹介する。【全2回の後編/前編も公開中】

◆◆◆

<「選手やスタッフにケガなく、みんなが充実した時間をすごして健康で終わりますように」
心の中でそう唱えながら、4方向におじぎすることをルーティンにしている森保監督。>

 ここで興味深いのはサッカーの神様にご挨拶しながらも、「勝利」をお願いしているわけではないということだ。あくまで口にするのは、選手やスタッフの健康と感謝のみである。

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「僕の好きな言葉のひとつに、宮本武蔵の『我、神仏を尊びて、神仏を頼らず』(仏神は貴し、仏神をたのまず)という格言があります。神にすがらず、自分の手で勝利を摑み取るという意味です。

 僕もケガがないようにといった健康については神様にお願いするのですが、勝利についてはお願いしません。自分たちの力で道を切り開きたいんです」

森保監督の“ツキ論”「なぜ1mのシュートを外すのか?」

 話の角度が少し変わるが、勝負の世界には「徳を積む」という考え方もある。

 花巻東高校野球部の佐々木洋監督が大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)ら教え子に「ゴミを拾って、人が捨てた運を拾ってツキを呼ぶ」と教えたように、善い行いをすることで勝負運を引き寄せるという発想だ。

 すでに書いたように、森保は勝利を神にすがらない。ただし、ぎりぎりの勝負の中で、ツキについてはいろいろと感じるものがあるようだ。

「サッカーほど運の要素がわからないスポーツはないですよね。たとえば、シュートの成否。とてつもないロングシュートが決まることもあれば、ゴール1メートル手前の誰でも決められそうな場所から外してしまうこともある。確率ってなんだろう、勝ち負けはどうやって決まるんだろう、とよく考えさせられます。

【次ページ】 “4度のおじぎ=瞑想説”

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