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「日本代表選手に訴えた“君が代をしっかり歌って”」森保一監督が明かした、なぜ国歌で泣くのか?「最近カメラが増えて…そろそろ涙が出なくなるかも」
posted2026/06/23 11:01
森保一監督。写真は2025年11月のインタビュー時
text by

木崎伸也Shinya Kizaki
photograph by
Asami Enomoto
森保一監督というと、マジメで優しそう――そんなイメージがある。だが、それだけでは世界で勝てない。3刷重版と話題の新刊『逆転監督 森保一』(著:木崎伸也)は、2年半以上の徹底取材と複数回の本人インタビューから、森保監督の“したたかな勝負師”としての顔に迫った一冊だ。そのなかから、“なぜ君が代で泣くのか?”のエピソードを紹介する。【全3回の1回目/第2回、第3回も公開中】
「あの瞬間、自分に歴史が降ってくる」
日本代表の試合で話題にあがるのが、森保一監督の涙である。
君が代を歌いながら、森保の目に溢れんばかりの涙がにじみ、ときには斉唱後にタオルで目をぬぐうこともある。
W杯でも、アジア地区予選でも、親善試合でもそれは変わらない。テレビカメラが森保の目元を捉えるのが定番になっている。
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いったいなぜ森保は国歌斉唱で涙するのだろうか?
森保は2025年11月下旬のインタビューで胸の内を明かした。
「君が代で泣くのは、代表監督として何か背負っているというより、日本人である喜びと誇りが湧き出てくるからです。
国歌ってすごいと思うんですよ。なぜかあの瞬間、自分に歴史が降ってくるみたいな感じがして。日本という国も、日本サッカーも、過去があって今があるという感覚になります。
日本史を深く語れるほど知識があるわけではありませんが、これまでの戦争で犠牲になった人たちを取り上げる歴史の番組をよく見るんです。国歌を聴くたびに、豊かな社会の中で育ち、自分の好きな仕事に取り組めることへの感謝の気持ちが湧き上がってきます」
平和は当たり前のものではない――。国をまたいで活動する代表監督だからこそ実感する感覚なのだろう。
「“自国”肯定感の向上に貢献したい」
感謝の気持ちが大きくなるほど、恩返しをしたいという使命感が強くなる。森保にはサッカーを通して、日本に貢献したいという想いがある。

