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菅野智之36歳「CY賞スキーンズに投げ勝ち」「投手の墓場ロッキーズで今季8勝」はもっと称えられるべきでは…巨人で磨いた度胸と投球術は健在

posted2026/07/03 17:01

 
菅野智之36歳「CY賞スキーンズに投げ勝ち」「投手の墓場ロッキーズで今季8勝」はもっと称えられるべきでは…巨人で磨いた度胸と投球術は健在<Number Web> photograph by Dustin Bradford/Getty Images

ロッキーズの菅野智之はサイ・ヤング賞スキーンズに投げ勝つなど存在感を見せている

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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 あまり大きな話題にならなかったが、コロラド・ロッキーズの菅野智之が、素晴らしい投球を見せた。

 ピッツバーグ・パイレーツのエースであり、今最も注目される投手の一人であるポール・スキーンズとの投げ合いに、勝ったのだ。勝敗が付いたというだけでなく、投球の中身的にもスキーンズを上回っていた。

34歳にしてのメジャー挑戦

 菅野と言えば、誰もが知っている巨人のエース。大監督・原辰徳の甥っ子にして、東海大から日本ハムの1位指名を蹴って浪人の末に巨人に入団。新人王は逸したが、1年目の2013年からローテを維持し、2年目の14年には防御率1位のタイトルを獲得しMVP、2017、18年と沢村賞、2020年、24年とMVP。巨人のみならず日本のエースとして活躍してきた。

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 彼自身はMLBへの挑戦の夢をもっていた。2020年オフにはポスティングでのMLB挑戦を表明したが、コロナ禍でもあり交渉は不調に終わった。

 その後、不振の時代があったが、2024年完全復活し、15勝3敗で最多勝、3度目のMVPに輝き、オフに海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明した。しかしこの時点で菅野は34歳、24年には復活したものの「ピークを越えた」という印象が強かった。

 12月にボルチモア・オリオールズと1年1300万ドル(約20億円)で契約。菅野より若い日本人投手が複数年で100億円を超す大型契約を結ぶのに比べれば、かなり見劣りする契約ではあった。

「投手の墓場」ロッキーズで

 しかし菅野は、ア・リーグ東地区最下位のこのチームで3、4月は6試合に先発し3勝1敗、防御率3.00と予想以上の好投を見せる。5月は1勝2敗だが防御率3.48、リーグ全体の平均防御率4.39を大きく上回り、一時は「エース」との評価もあった。しかしここから成績が下落し、最終的には10勝10敗と二けた勝利を挙げたものの防御率は4.64、フォーシームの平均球速が149.2km/hの菅野は三振でアウトを取るのが難しく、走者を多く出す傾向にあった。

【次ページ】 サイ・ヤング賞スキーンズと投げ合い

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