熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER

「ブラジル人は絶対できない」上田綺世2発でも鎌田大地オシャレ弾でもなく…三都主アレサンドロが激賞した“日本代表の真骨頂”「フランスでも怖くない」 

text by

沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

PROFILE

photograph byTakuya Kaneko/JMPA

posted2026/06/23 18:36

「ブラジル人は絶対できない」上田綺世2発でも鎌田大地オシャレ弾でもなく…三都主アレサンドロが激賞した“日本代表の真骨頂”「フランスでも怖くない」<Number Web> photograph by Takuya Kaneko/JMPA

チュニジア戦の日本代表スターティングメンバー。三都主アレサンドロは「出来が悪い選手は1人もいなかった」と激賞した

「いや、そういうことは考えず、引き分け以上で2位以内を狙うべきだと思う」

――F組を2位で突破すれば、ラウンド32ではC組1位と、F組1位ならC組2位と対戦する。C組上位はブラジルかモロッコのどちらかになる可能性が高い。日本にとって、ブラジルとモロッコはどちらがやりやすいと思いますか。

「現在の両国の実力は、ほぼ同レベル。いずれも強豪だけど、今の日本が勝てない相手とは思わないから、どちらでもいい」

ADVERTISEMENT

――ただし、もしスウェーデンに敗れてF組3位になると、かなりの確率で優勝候補筆頭のフランスと対戦する。これは非常にまずいのでは。

「いや、そんなことはないと思うよ。今の日本なら、フランスだって怖くない」

――ええっ、フランスも怖くない?

「もちろん、フランスは非常に強い。実力は世界一かもしれない。でも、日本がこれまで通り、全員で守って全員で攻め、攻守の切り替えを速くしてハードワークを続ければ、勝てるチャンスは十分にあると思っている」

ブラジル人は絶対にできないプレーとは

――それにしても、日本はなぜこれほど急速に強くなったのでしょうか。

「長年の地道な選手育成の成果であり、森保監督を選び、支えてきた日本サッカー協会の英断であり、森保監督と選手たちの成長……すべての要素が絡み合っている。ファンの熱心な応援も含めた、日本のフットボール全体の勝利だと思う。近年、これほど急激に強くなった国は世界で他にないよ。良い結果を出すことだけじゃなくて、プレー内容が素晴らしい。CF、2人ずつのシャドーとウイングバックと計5人のアタッカーがいて、ボランチの鎌田も元々は攻撃の選手。さらに佐野や両サイドのCBも、機を見て攻め上がる。とても攻撃的なんだ。その一方で、アタッカーたちは必要とあらば最終ラインまで戻って献身的に守備をする。こんなこと、ブラジル人選手は絶対にできない」

――確かにそこは日本の真骨頂と言えるスタイルです。三笘薫、久保、南野拓実、遠藤航ら中心選手が故障で欠場しても、代わりに出場した選手が彼らと遜色のないプレーをやってのけて穴を感じさせない。これは選手の質が高いから、あるいは監督の力?

「選手の質が上がっているのは間違いないけれど、選手を選び、起用するのは監督。チーム作り、戦術、自身が選んだコーチ陣とスタッフらの働きも含め、森保さんは本当に素晴らしい仕事をしている」

 普段はどちらかと言えば朴訥な語り口の三都主が、上機嫌でまくしたてた。今の日本代表に非常に大きな手応えを感じているのは間違いない。一方で日本通ブラジル人のチアゴ・ボンテンポ記者はこんな風に語っている。

「実は試合前、かなり不安だった。でもそれは全くの杞憂だった」〈つづきは下の【関連記事】へ〉

#3に続く
「ウエダは10点満点で8.5!」日本通ブラジル記者が“W杯日本代表ベストゲーム”と絶賛の圧勝後…スウェーデン戦どう臨むか「左シャドーにはユイトを」
この連載の一覧を見る(#1〜3)
チェックを入れてボタンを押すだけ
Google検索
Number Webを見つけやすくする

関連記事

BACK 1 2 3
#上田綺世
#三都主アレサンドロ
#鎌田大地
#田中碧
#冨安健洋
#板倉滉
#伊東純也
#ワールドカップ
#北中米W杯

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ