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「コウキの態度はお手本」小川航基も堂安律も菅原由勢も塩貝健人もスカウト…オランダ敏腕TDが狙った“意外なJリーガー”の名前「1人は明かせませんが」
text by

木崎伸也Shinya Kizaki
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/06/19 17:01
W杯オランダ戦で殊勲の働きをした小川航基。NECナイメヘンのカルロスTDによると、そのプロ意識は非常に高いという
シャドーで出場していた元浦和のリンセンがセンターFWで起用され、小川はポジションを失ってしまった。U-21フランス代表のルブレトンが急成長してシャドーで起用され始め、玉突きで小川が押し出された形だ。
今年1月31日以降、シーズンが終わるまでリーグ15試合で先発はわずか1試合。そのうち7試合は出番すらなかった。W杯メンバー入りを目指していた小川にとって、受け入れがたい扱いだっただろう。
それでも小川は不満をもらさなかった。カルロスはこう振り返る。
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「コウキの態度は全選手のお手本と言えるものでした。試合に出られなかった後は、もちとん悲しそうな顔をしてドレッシングルームに戻ってきました。それは選手として当然のことです。しかし、練習で手を抜いたり、トラブルを起こしたりすることは一度もありませんでした。
コウキの夢はW杯に出ることなので、あの状況に対処するのは簡単ではなかったでしょう。試合に出られなくなれば、『代表監督は自分を選んでくれるだろうか』と誰だって不安になるはずです。それでも彼は毎日練習に励み、ハードワークし続けました。試合に出ていようがいまいが、彼の様子に変わりはありませんでした。
その姿勢がオランダ杯決勝のゴールにつながったと思います。AZに0対3で負けている状況でしたが、途中出場からヘディングでゴールを決めました。コウキはボックス内で特別なクオリティがある。日本対アイスランドの親善試合を見ましたが、ユキナリ(菅原由勢)のクロスに頭で合わせた得点は典型的な彼のゴールです。W杯の舞台でもきっとゴールを決めてくれるはずです」
塩貝、佐野にとどまらず「日本人と契約したい」
今夏の日本人選手獲得は難しくなったが、カルロスは引き続き日本サッカーをウォッチし続けるという。
「コウキが示したようなチームスピリッツが、私たちが日本人選手と契約したい理由でもあります。私たちはレアル・マドリーではありません。彼らは欲しい選手を誰でも買えますが、私たちはポテンシャルがある選手を見つけなければなりません。すべての選手に強みと弱みがありますが、私たちは強みを見て選びます」
前編で触れた塩貝、そして佐野にとどまらず、カルロスは優れた目利きを発揮し、これからも日本人選手にヨーロッパへの扉を開いてくれるだろう。〈つづきは下の【関連記事】前編へ〉

