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「ちょっと見たことない…」日本代表守護神は“14歳で衝撃フィジカル”だった「190cm100kgであのスピードを」鈴木彩艶にJ最多出場GK南雄太が驚くワケ 

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生島洋介

生島洋介Yosuke Ikushima

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2026/06/11 11:00

「ちょっと見たことない…」日本代表守護神は“14歳で衝撃フィジカル”だった「190cm100kgであのスピードを」鈴木彩艶にJ最多出場GK南雄太が驚くワケ<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

日本代表の絶対的な守護神となった鈴木彩艶について、GK出身の解説者である南雄太は賛辞を惜しまない

「実際、それから1、2年でトップ登録されていました。初めて見て特に衝撃的だったのが、スローイングの飛距離です。到底、中学生とは思えない距離を、しかもふんわりした軌道ではなく、ライナー気味の強いボールでビュンって飛ばしていて。ハーフウェイラインくらいまで普通に投げていました」

 その規格外の才能は海を渡り、今や世界のトップレベルに到達している。記憶に新しい今年3月のスコットランド戦では圧巻のビッグセーブを連発し完封。続く3月には“聖地”ウェンブリーでイングランドの猛攻をシャットアウトし、歴史的勝利の立役者となった。

 成長した現在、鈴木の最大のストロングポイントを問うと、南は「圧倒的なパワーとスピード」だと即答した。特に「弾き負けしない強さ」が群を抜いているという。

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「彼の場合、シュートに触ったのにそのまま押し込まれてゴールに入ってしまうというシーンがものすごく少ないんです。捉えたボールはほとんど強く弾き返せる。だからセカンドボールを詰められることがほとんどない。押し込まれないだけの筋力はもちろんですが、肩甲骨周りの柔軟性や可動域の広さも優れているんだと思います。例えばマヌエル・ノイアー(バイエルン)が、自分の真横より後ろに来たボールを、腕をグッと後ろに回してかき出すシーンを見たことがありませんか? あれは、パワーと柔軟性のなせる技。今季解説した試合で、彩艶もまさにそんなプレーを見せたんです。あのレベルの身体能力は、これまでの日本人GKではちょっと見たことがないですね」

パンチング、キックも“遠くに飛ばせる”

 さらに南は、彩艶のパンチングにも日本人離れした強みを感じているという。現代サッカーでは、セットプレー時に相手選手がGKをブロックする戦術が一般的となり、密集の中でボールをキャッチするのは極めて難しい。だからこそ、パンチングでどれだけ遠くへ弾き返せるかが重要になる。

「パンチングで弾いて、しかも距離を出して次のチャンスを作らせない技術が現代のGKには求められます。彩艶のパンチングは飛距離がすさまじく、ペナルティボックスの外にいる相手のこぼれ球狙いの選手をポーンと越すことができます。この“ひと山を越せる”パンチングができると、チームに時間が生まれ、二次攻撃も防げます。これにはパワーも必要ですし、技術も必要。彩艶を含め、ヨーロッパのトップGKは当たり前のように備えている能力ですし、日本でももっと意識して練習していかないといけない部分だと思います」

 鈴木のもうひとつの武器がキックだ。その凄さは単なる飛距離だけではない。

【次ページ】 190cm100kg以上の身体をあのスピードで

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