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[覚醒までの軌跡]上田綺世「自信はあります」
posted2026/06/11 09:01
text by

中田徹Toru Nakata
photograph by
Kiichi Matsumoto
ロッテルダム市街地とフェイエノールト地域を結ぶエラスムス橋を背に、上田綺世が微笑んでいる。
「ロッテルダムはすごく美しい街。3年前に来たときから本当に好き。生活もしやすい。色々な人の支えもあって、充実した時間を過ごしています」
日本代表活動中のため、オランダリーグ表彰式を欠席せざるを得なかった今季の得点王は、映像を通じて喜びと感謝の言葉を伝えた。
「この素晴らしいトロフィーをいただけて嬉しく思っています。本当に1年間、応援ありがとうございました」
初代得点王のクーン・ディレンから数えて上田は50人目。日本人としては初、アジア人としては2人目の快挙だ。
巨漢CBを背負いながら、ターンして右足一閃。スルーパスから相手DFラインの背後を突き、GKをかわして無人のゴールに流し込む。サイドからの折り返しに、体をよじれさせながらのボレー――。多種多彩なパターンで積み重ねた今季の25ゴール。なかでも相手チームを震撼させたのはヘディングシュートだ。今季の上田は頭で実に9回もゴールネットを揺らした。
182cmの上田はオランダリーグのストライカーとしては背が高いとは言えない。それでも自慢の跳躍力を活かして最高到達点に達すると、そこで一瞬静止しながら完璧なヘッドを決めてしまう。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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