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オリンピックへの道BACK NUMBER
「ペア転向をよく思わない先生もいる」三浦璃来の元コーチが“重要証言”「あの璃来がこんなに強くなるなんて…」りくりゅう“本当の舞台ウラ”
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byJIJI PRESS
posted2026/06/07 11:01
シングル時代のコーチが明かす、三浦璃来の原点とは?
「でも、やっぱり選手がやりたいようにやらせたいという思いが強いですね。僕自身、選手時代はアメリカやカナダを拠点にしましたけど、それは自分の意思で決めたことで、そうでなかったら長続きしなかった。だから自分の決断がいちばん大事だと思っています。本人がペアをやりたいのであれば、それを引き止めて、彼女の人生をそこでストップさせるのもよくないことだと思っていました。
それに龍一はオリンピックに出場していましたし、組むことで彼女にもオリンピックに出るチャンスが生まれる。璃来が龍一と組むかどうか考えているとき、こう話しました。『チャンスがあるんだったらものにするべきじゃないか。そのチャンスすらない子だっている。チャンスをつかむかつかまないかは自分の決断にかかっている』。
ペアに行くと決めたときには『オリンピックに出ることが大事。シングルであろうがペアであろうがアイスダンスであろうが、一生のステータスになるんだよ』と話しました」
木原との海外生活で、ホームシックを克服した
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本田の後押しも受けて、三浦は木原とともにカナダへ渡った。前パートナーと組んでいた時期は合宿で海外に行くと2、3日おきにホームシックで本田に連絡していた三浦だったが、「(電話が)まったくかかってこなくなりました」という。
「龍一が海外生活を経験していたのである程度の必要事項を知っていたし、食べ物に関してもそうですけど、生活の面で安定していた部分もあったと思うので、そういったところもうまくいったんじゃないかな、と思います」
その後も本田は大会で三浦と顔を合わせれば話をすることもあり、ブルーノとの関係性があったからこその深いかかわりを続けていた。
例えば2024年、大阪で開催された全日本選手権のときのことだ。

