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「に、24歳で」藤井聡太“最年少永世名人”へ王手…あと4年もチャンスがあるという衝撃「同学年の伊藤匠二冠も勝負強過ぎ」観る将マンガ家ビックリ 

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千田純生

千田純生JUNSEI CHIDA

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photograph by日本将棋連盟/Junsei Chida

posted2026/06/03 17:01

「に、24歳で」藤井聡太“最年少永世名人”へ王手…あと4年もチャンスがあるという衝撃「同学年の伊藤匠二冠も勝負強過ぎ」観る将マンガ家ビックリ<Number Web> photograph by 日本将棋連盟/Junsei Chida

5月の将棋ハイライト。各種イラストは関連記事などからご覧になれます!

 その伊藤二冠はまず王位戦挑戦者決定リーグを突破。挑戦者決定戦ではレジェンド羽生善治九段と激突し、見事勝利を収めました。これによって7月開幕の王位戦七番勝負で藤井王位への初挑戦が決定しています。さらに5月31日には叡王戦五番勝負第5局、相手は2年連続で挑戦してきた斎藤慎太郎八段です。両者2勝2敗で迎えたフルセット決戦でした。

 結果は伊藤叡王の勝利。叡王3連覇を達成しました。 注目すべきは内容だけではありません。伊藤二冠はここ数年、最終局にもつれ込むタイトル戦で異常な勝負強さを発揮しています。

 若きライバルとして登場した頃は「藤井六冠の最大の対抗馬」と言われていましたが、今や完全にタイトルホルダーとして将棋界の中心へと入りつつあります。7月からの王位戦、同学年の頂上決戦は間違いなく今夏最大の注目カードですね。

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 一方で、王位戦挑戦者決定戦で伊藤二冠の前に敗れたとはいえ……羽生善治九段の存在感も素晴らしかったです。

 王位戦挑戦者決定リーグ紅組を制し、55歳にして再びタイトル挑戦目前まで迫りました。藤井六冠に永瀬拓矢九段、伊藤二冠など若い世代が将棋界を引っ張る時代になっています。

 しかしその中に羽生善治九段という巨大な存在がいるわけで……編集担当さんも敬意を示していました。

「羽生先生、タイトル戦線に顔を出し続けること自体が驚異ですよね。スポーツで言えば40代後半や50代の選手が世界トップクラスで戦い続けているようなものなんですから」

 将棋界の歴史そのものが、今も現役で盤の前に座っている。将棋という競技の奥深さに感じいるばかりです。

3)渡辺九段の復帰、女流二強も熱い

 女流棋界も熱かったです。福間香奈女流王位は大島綾華女流二段との女流王位戦五番勝負を戦い、5月23日の第3局を勝って防衛し、8連覇を達成しました。近年の女流棋界は、福間女流五冠と西山朋佳女流三冠の二人を中心に回っていると言っても過言ではありません。まさに女子将棋界のライバル物語。「ボクシングで言えば何度も拳を交える世界王者同士のような関係ですよね……」とは編集担当さんの言葉。そこへ大島綾華女流二段ら新世代が挑む構図も生まれつつあります。

 さらに王座戦では藤井六冠が復位へ向けて挑戦者決定トーナメントをスタート。さらに渡辺明九段の公式戦復帰、竜王戦の日程も発表され、夏から秋へ向けたタイトル戦線の輪郭が見え始めています。

 藤井六冠が再び七冠、そして八冠へ近づくのか。伊藤二冠がタイトルを増やすのか。永瀬拓矢九段や豊島将之九段が再び牙をむくのか。羽生善治九段が奇跡のタイトル挑戦を実現するのか。そして女流棋界、新四段たちの台頭は――将棋ファンにとってこの5月は、「春の締めくくり」でありながら、「夏の決戦の予告編」でもありました。盤上のドラマは、まだまだ終わりそうにありません。

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