サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER

「モドリッチの得難いレッスンを」英記者ズバリ…MF鎌田大地の新天地候補に“あのACミラン”が「自分に結構満足」高給批判を覆したW杯日本代表の心臓 

text by

エド・アーロンズ

エド・アーロンズEd Aarons / The Guardian

PROFILE

photograph byKiichi Matsumoto

posted2026/05/29 06:01

「モドリッチの得難いレッスンを」英記者ズバリ…MF鎌田大地の新天地候補に“あのACミラン”が「自分に結構満足」高給批判を覆したW杯日本代表の心臓<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

W杯での活躍が期待される鎌田大地。日本が誇るプレーメーカーは、W杯後の去就にも注目が集まる

「監督からは多くのものを求められます。特に守備の働きとボールを持っていない時の戦術的規律。実際、自分は監督のおかげで、守備が向上しました。攻撃の際にはある程度の自由を認めてくれるので、そこもありがたい」

 とはいえ今季は、攻撃面ではあまり目立たず、シーズン唯一のゴールをシャフタール・ドネツクとのカンファレンスリーグ準決勝第1戦で決めたばかりだ。フランクフルト時代に“ユーロ・ダイチ”と一部のファンに呼ばれていたように、鎌田はリーグ戦より欧州カップ戦でゴールの確率が上がる。

「時々、左足の調子が良い時があるんですよね」と鎌田は試合後に冗談を言った。

ADVERTISEMENT

「今日がその日で。パレスでは得点もアシストも少ないけど、今の自分とチームのプレースタイルなら、それも自然かと。カンファレンスリーグでは、ボールを持った時に時間があるけど、プレミアリーグではそうはいかない。もっと守備的に戦わなければならなくなる。自分たちセントラルMFに、ゴールがほとんどないのは、チームの戦術によるところが一番大きいのかなと。

 いずれにせよ、自分自身のことを考えすぎることはない。得点が少なくても、問題はないです。今季はそれ以外の自分のパフォーマンスに、結構満足できているので」

 確かに別の数字が物語っている。84%のパス成功率はリーグでも上位に入り、セントラルMFのなかでは走行距離も多い方だ。暑くなることが予想される北中米W杯でも、彼の配球とパス精度、スタミナ、そして何より試合を見る目が重要になるだろう。

W杯後の去就は…“あのACミラン”が新天地候補に

 鎌田は今季終了後、カンファレンスリーグ優勝を果たしたパレスとの契約が満了し、ACミランなどが新天地の候補に挙がっている。退団説があるとはいえ、現在40歳のクロアチア代表MFルカ・モドリッチがミランとのオプション契約を1年延長し、鎌田も移籍すれば――そこでまた得難いレッスンを受け、さらに偉大なセントラルMFになれるかもしれない。

 日本がW杯で優勝できない理由はない。現実的にはベスト8を狙うことになるはずだが、いずれにせよ前編から触れた通り――チームの心臓であり、頭脳である鎌田の働きがモノを言うことになりそうだ。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

#1から読む
「カマダは南ロンドンで語り継がれる」また“タイトル請負人”に…日本代表MF鎌田大地を英国人記者ベタボメ「ELでも決勝進出できた」鎌田節も

関連記事

BACK 1 2 3
#鎌田大地
#オリバー・グラスナー
#クリスタル・パレス
#ルカ・モドリッチ
#ACミラン
#トーマス・トゥヘル
#アイントラハト・フランクフルト
#アダム・ウォートン
#エベレチ・エゼ
#北中米W杯
#ワールドカップ

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ