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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「ホークス版のジャッキー・ロビンソン・デーに」城島健司が王貞治を称える原点…プロ入り拒否も強行指名で「学校に王さんが来るって大騒ぎに」
text by

喜瀬雅則Masanori Kise
photograph byKYODO
posted2026/05/23 17:01
城島健司のプロ野球人生は常に王貞治とともにあった。「王貞治レガシーデー」を前に、発案した城島が王への思いを語る
「僕は、ここへ戻って来るとき、自分のやりたいことの一つが『これ』でした」
2026年5月24日、ソフトバンクはこの日の日本ハム戦を「王貞治レガシーデー」と銘打ち、監督、コーチ、選手全員が、王の監督時代の背番号「89」をつけたユニホームを着てプレーする。みずほPayPayドーム福岡の来場者にも「89」の背番号入りのレプリカユニホームが配られるから、この日はドーム中が「89」に染まることになる。
試合前には、ホークスの歴史にその名を記したレジェンドたちも来場。王とともに、グラウンドに立つというセレモニーも行われる。
秋山、工藤、井口、サファテ……登壇を直接交渉
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秋山幸二、工藤公康、藤本博史は、王の後を継いで「監督」の重責を担った。井口資仁、和田毅、摂津正、デニス・サファテ、内川聖一はダイエー、そしてソフトバンクへと続く歴史の中で、輝かしい栄光を刻み続けてきたスターたちだ。1軍監督・小久保裕紀、CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)・城島の“現役組”も、そのレジェンドたちとともに名を連ね「僕も、ありがたいことに入れてもらいました。発案者だからだと思いますけど」。
そう笑わせた城島は、レジェンドたちに直接交渉し、セレモニーへの参加を要請した。
「そこに立つことが、野球人としての誇りなんです。サファテに連絡したときも『外国人で、俺でいいのか? 喜んで行かせてもらう』って。日本でプレーした誇り、ホークスでやった誇り。声を掛けた人、誰一人として断らなかったです。王貞治の後ろに立てて、こういうイベントに呼んでもらえることが、どれだけ嬉しいことかということなんです」
巨人の大スターというイメージが強烈な王だが、現役、助監督、監督時代をトータルすると30年。ダイエー監督就任は1995年で、以来監督14年、その後も球団会長としてソフトバンクの強化、発展に尽力、2026年でホークス生活は32年目を迎える。博多で積み上げてきた日々は、いつの間にか、巨人時代を超えているのだ。

