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「なぜボランチ選出は4人なのか?」守田英正と藤田譲瑠チマが“サプライズ落選”ではなかった理由「単純な人数ではない」選考に見えた、森保ジャパンの論点
posted2026/05/18 06:09
W杯を戦う森保ジャパンのメンバーから外れた守田英正
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矢内由美子Yumiko Yanai
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AFLO
広い会見場はメンバー発表の30分以上前に全席がほぼ埋まり、会場全体は小さなザワザワ音を含む緊張感のある空気に包まれていた。負傷やコンディションの気になる候補選手が多く、メンバー発表がどうなるのか、簡単には予測できない状況だった。
5月15日、午後2時に始まった北中米ワールドカップ日本代表発表会見。森保一監督は約3分の時間をかけ、ゆっくりと26人の名前を読み上げていった。
「ポジションは言いません」(森保監督)という前置きに続いて最初に名前を呼ばれたのはGKの早川友基。続いて大迫敬介、鈴木彩艶。昨今のメンバー発表に準じ、GK、DF、MF/FWのくくりで、年齢順で発表されることがうかがえる。
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DFで最初に呼ばれたのは最年長39歳の長友佑都。冨安健洋も入った。
そして最注目のMF/FW。遠藤航、伊東純也の次に呼ばれたのは96年生まれの鎌田大地だった。95年生まれの守田英正が落選したことはそこで分かった。
読み上げはさらに進み、5月3日に鎖骨を骨折した01年生まれの鈴木唯人がメンバー入りし、その次の名前は新鋭の21歳・塩貝健人。藤田譲瑠チマ(02年生まれ)は選外となった。
ボランチが少ない――。率直な第一印象だった。
森保監督の様子は、以前までと違っていた
ただし、これは最後まで悩み抜いた末に絞り込まれた26人だ。会見全体を通じて森保監督の表情からにじみ出ていたのは、「このメンバーで世界と戦う」という強い覚悟だった。
毅然とした様子は口調からも伝わった。これまでの森保監督は語尾がくぐもることがあって聞き取れないことがしばしばあったのだが、この会見では場内の音声状況が良かったこともあり、すべての言葉が最後まではっきり聞き取れた。
森保監督はまず、選べなかった選手たちへの責任感と痛みを色濃く表した。
「選べたのは26人で、多くの選手を選べなかったという気持ちの方が大きい」

