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「上から水が流れてくるように」カブス今永昇太が独特表現で明かす“復活の理由” 「36→40へ“4度”上がった新フォーム」「一発病克服の最適解」 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/05/15 11:04

「上から水が流れてくるように」カブス今永昇太が独特表現で明かす“復活の理由” 「36→40へ“4度”上がった新フォーム」「一発病克服の最適解」<Number Web> photograph by Getty Images

好調カブスを引っ張る今永

 まずは昨シーズン、今永が不調に陥った原因を振り返る。ちょうど1年前の5月、ミルウォーキーでのブルワーズ戦で一塁へのベースカバーに走った際に左太もも裏を痛めた。6月下旬に復帰するも、アームアングルはメジャー1年目の40度から36度に下がった。

 左腕のリリースポイントが4度、下がったことで今永特有のホップ成分の強い、伸び上がるようなストレートが消えてしまった。そして球速も低下。シュート回転が加わった直球は、メジャーのスラッガーたちにとって投球軌道を予測しやすい「並の球」になり、「打ちやすい球」に映った。それが、被本塁打の激増を招いた。

 

アームアングル「4度低下」の真相

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 そもそも、なぜアームアングルの低下を招いたのか。

「キャッチャー方向に真っすぐ進めなかった」と今永は振り返る。痛めた左太もも裏は完治したが、無意識のうちに再発を恐れ、かばってしまう状態だった。「そうなると、前側のももの筋肉を使ってしまって……」。左足で捕手方向に押し出すように並進し、勢いをつけて投げ出すつもりが、知らず知らずのうちに右足を上げた体は一塁方向に傾いた。

「上半身を無理に下半身へ合わせようとしてしまいました」

 右足の踏み出しがクロスステップのようになり、上半身を無理やり横ぶりして投げる。それまでは上から下に体を縦に使うことでスピンの効いた直球を可能にしていたが、横ぶりのフォームは縦スピンを斜めに変え、球はシュート回転し、球威もなくなる。最大の武器だった直球は、打者の餌食になった。

 さらにウイニングショットのスプリット(今永は「チェンジアップ」と表現することもある)は横ぶりのフォームでは、落差が減った。空振りを奪えず、打者がバットに当てられる変化量しかなくなっていた。

【次ページ】 快進撃を支えるオフの取り組み

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