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ボクシングPRESSBACK NUMBER
「僕ら世代のスターの井岡に限って…」同じ37歳現役の元世界王者が案じる井岡一翔の“ミス”と“今後”「彼は僕みたいにすぐ『引退』とは言わない(笑)」
posted2026/05/11 06:02
同世代の元世界王者、小國は井岡の戦いぶりに首をかしげたという
text by

杉園昌之Masayuki Sugizono
photograph by
Hiroaki Finito Yamaguchi
井岡は昔もいまも世代のトップランナーだという。大阪の興國高校時代には史上3人目の高校6冠を達成するなど、当時から別格の存在だった。プロ転向後も21歳で世界王座を奪取すると、30歳で4階級制覇。同じ関西出身の小國以載はしみじみと話す。
「(1988年、89年早生まれの)僕らは井岡世代。高校生の頃からずっとスーパースターのままです。誰もが一目を置いている。今回の相手は井上拓真なので厳しい戦いになると思っていたけど、あの井岡なら何とかして、勝ってくれるやろうな、と期待していたんです。これまでも、そうやったんで」
井岡に何か予想外のことがあったのかな
下馬評を覆す姿を何度も見てきた。2020年12月、世界スーパーフライ級王座の防衛戦で勢いのある田中恒成を迎えた試合はとくに印象に残っている。世代交代を予想する声もあったなか、フタを開けて見れば、『井岡一翔』だった。緻密に計算されたボクシングで圧倒し、8回TKO勝ち。滅多なことではエラーをしない。だからこそ、5月2日の一戦は首をかしげてしまった。
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「2ラウンドの右ストレート、いつもはもっとコンパクトに打つのに、あのときは強く打とうとして、パンチが大きくなっていました。倒す練習をしていたんですかね? あのカウンターの被弾は痛かった。あそこで効かされ、そこから連打を浴びてダウンを取られましたから。何かに焦って、ミスをしたのかもしれません。井岡に直接、聞かないと分からんですが、ミスする前に予想外のことがあったのかなと」

