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「ぶっ倒そうと…本気でした」井上尚弥に敗戦、中谷潤人に聞く“何が足りなかった?”「準備は完璧でした」「もっと強くなれると思った」 

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宮田有理子

宮田有理子Yuriko Miyata

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photograph byHiroaki Finito Yamaguchi

posted2026/05/08 17:02

「ぶっ倒そうと…本気でした」井上尚弥に敗戦、中谷潤人に聞く“何が足りなかった?”「準備は完璧でした」「もっと強くなれると思った」<Number Web> photograph by Hiroaki Finito Yamaguchi

「ぶっ倒そうと…本気でした」井上尚弥に敗戦…中谷潤人に聞く“何が足りなかった?”

中谷 はい。試合が終わった時点では、やり切った、という気持ちでした。ただ、1日経って、2日経って、という時間を過ごしていくとやっぱり、もっとこうできたな、とか、こうやったらもっとよかったんじゃないかな、というのはたくさん頭に浮かんできています。

「すでに体を動かしたい…」

――再戦、という話も出ていますね? 

中谷 そうですね(笑)。今回、井上選手と戦って、もっと強くなれると思えたことが、収穫です。絶対に成長につなげられると思っています。

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――早くトレーニングしたいですか?

中谷 はい。すでに、体を動かしたくなってます。怪我してますけど(笑)。

◆◆◆

 さかのぼれば、2025年3月のボクシング年間表彰式の壇上で、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が世界3階級制覇者である中谷潤人(M.T)に対戦を呼びかけて、実現へと動き出したメガファイトだった。

 もともと中谷にとって井上は、「日本人でもパウンド・フォー・パウンドのトップまで行けることを示してくれた人」。世界4階級制覇、2階級で世界4団体統一を達成し、現役世界最強の一人と崇められる“モンスター”井上尚弥は、中谷がプロデビューした2015年春にはすでに、ライトフライ級に続きスーパーフライ級も制した世界2階級制覇者。中谷のはるかに先を進んできた存在だ。

「井上選手と戦って、もっと強くなれると思えたことが、収穫です」

 中谷は取材でそう言った。

 プロ12年目、33戦目で絶対王者と対峙し、喫した初黒星と引き換えに、中谷には得たものが、たしかにある。

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「そこがチャンスだった…」中谷潤人が敗戦4日後に明かした“本音”「フェイントが通用しなくなる…」序盤は作戦通りだった“井上尚弥の攻略プラン”
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