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「猪木さんには勝てません」「小林邦昭さんの歯がポキーン」佐山聡が経験した“ガチすぎるセメント”…それでも「新日本に入ってよかった」納得の理由
posted2026/05/06 11:00
受身の練習で佐山聡を投げる藤原喜明(1976年撮影)
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堀江ガンツGantz Horie
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東京スポーツ/アフロ
1980年代に空前のプロレスブームを巻き起こした初代タイガーマスクが、4月23日でデビュー45周年を迎えた。芸人・玉袋筋太郎、構成作家の椎名基樹、プロレス格闘技ライターの堀江ガンツの3人が、アントニオ猪木に関係が深かったプロレスラーや関係者にインタビューした『闘魂伝承座談会2 闘いのワンダーランド編』(白夜書房)より、2021年に収録した初代タイガーマスク・佐山聡のインタビューを抜粋して紹介する。45年もの月日が経ってもファンの記憶は色褪せない、不世出のプロレスラーの真実とは?《全3回の初回/第2回、第3回に続く》
◆◆◆
ガンツ 玉さん! 今回は満を持して佐山聡さんに来ていただきました!
玉袋 いや~、うれしいねえ。佐山さん、今日は本当にありがとうございます。ボクらみんな、ガキの頃から(初代)タイガーマスクファンなんですよ。
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椎名 タイガーマスクに人生を変えられちゃいましたよね。プロレスどっぷりの人生に(笑)。
佐山 ありがたいです。ファンの方はみなさんそう言ってくれるんです。50代ぐらいの大人の方でも「やっと会えました」って泣かれたりすることがありますよ。
玉袋 そうなるよな~。タイガーマスクに会えたら、みんなちびっこハウスの「健太くん」になっちゃうよ! 今日は佐山さんの若い頃からの話も聞いていきたいんですけど、新日本プロレスに入門したときはおいくつだったんですか?
佐山 16歳の夏でしたね。高校1年のときにレスリングの新人戦で優勝して、2年のときに高校を辞めて入りましたから。
柔道の昇段試験でバックドロップ
ガンツ レスリングは高校から始めたばかりだったんですよね?
佐山 そうですね。中学のときは柔道をやっていたんですけど、柔道を教えられる先生がいなかったんですよ。だからプロレス技の練習ばかりして、中学時代の得意技はバックドロップでした(笑)。
椎名 タイガーマスクのバックドロップはキレがいいと思っていましたけど、中学から得意だったんですね(笑)。

