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村上宗隆67発ペースだけでない“異常データ”「二、三塁打ゼロ+最多三振ペース」「大谷翔平やトラウト並み打球速度」弱小Wソックスには“ある懸念”

posted2026/04/28 17:01

 
村上宗隆67発ペースだけでない“異常データ”「二、三塁打ゼロ+最多三振ペース」「大谷翔平やトラウト並み打球速度」弱小Wソックスには“ある懸念”<Number Web> photograph by Matt Dirksen/Getty Images

メジャー1年目の序盤戦、ホームランを量産している村上宗隆。シーズン通じてどれだけの数字を残せるか

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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〈村上宗隆の契約は低すぎた〉
〈大谷翔平の次はムラカミ様だ〉

 といった見出しが各メディアで躍っている。ただスタッツを見続けてきた筆者としては、そこまで楽観的ではない。現地4月27日のエンゼルス戦で両リーグ単独トップとなる12号逆転3ランを放つなど、ホームランを量産している村上宗隆の成績は「序盤戦における数字のブレ」があるかもしれないからだ。

ホームラン以外“じつは長打がない”

 米のデータ専門サイト『Baseball Reference』は「162 Game Avg」という名称で、現時点の選手の成績をもとに「162試合に換算した数値」も出している。現地27日終了時点の村上の成績と「162 Game Avg」は以下のようになる。

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【4月27日終了時点の成績】
29試合103打数25安打0二塁打0三塁打12本塁打23打点22四球41三振
打率.243 OPS.965

【162Game Avg】
162試合575打数140安打0二塁打0三塁打67本塁打128打点122四球229三振
打率.243 OPS.965

 67本塁打は2001年のサミー・ソーサ(66本塁打)を越えて史上3位となる。上にいるのは2001年のバリー・ボンズの73本、1998年のマーク・マグワイアの70本だけだ。

 すさまじいペースで本塁打を量産しているのは間違いないが、村上はまだ二塁打、三塁打を1本も打っていない。25本の安打のうち48%が本塁打で、あとはシングルヒットのみ。この数字が続くことはありえないといえよう。

三振数は“メジャー新ペース”

 異常値はまだある。

 22四球はアメリカン・リーグ3位の一方で、三振数は126打席の32.5%にあたる41三振。このペースで三振を量産すると最終的には229三振。これは、2009年にマーク・レイノルズが記録したシーズン記録223を上回るMLB記録となる。端的に言えば「ホームランか三振か」というスタートを切った。

 村上の投打を通じた選手の総合指標である「WAR」はBaseball Referenceによると「1.0」。これはア・リーグ全体で34位、投手ではエンゼルスのエース、ホセ・ソリアーノが「2.7」でトップ。野手ではタイガースの新人、ケビン・マクゴニグルが「2.0」で1位。村上は本塁打トップタイにもかかわらず、三振などマイナスの要因があるのでWARの数字は伸びていない。

【次ページ】 村上の成績から読み取る背景

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