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「井上尚弥と中谷潤人に最も近いボクサー」西田凌佑が語った“現役続行の真実”「出し切ってぶっ倒されたなら…」励みになった“中谷戦後の大反響”
posted2026/04/27 11:03
大阪の六島ボクシングジムでインタビューに応じる西田凌佑
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渋谷淳Jun Shibuya
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再起戦で完勝した西田凌佑の“反省点”
──2月15日、ブライアン・メルカド・バスケス(メキシコ)とのIBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦に7回負傷判定勝ちしました。
西田凌佑(以下、西田) まずは勝ててホッとしています。次に負けたら終わりだと思っているので。
──パワフルに振ってくるメキシカンを冷静にコントロールした見事な試合だったと思います。自己評価はいかがですか?
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西田 途中で終わってしまったので消化しきれなかったところはありますけど、アップの段階から「動きはいいな」と感じていました。練習でやってきたことが試合で出せて、特別に効いたパンチもなかったですし、しっかりポイントも取れた。最後の7ラウンド以外は良かったと思っています。
──納得のできるパフォーマンスだったと。
西田 はい。ただ2回に偶然のバッティングで左まぶたをカットして、ドクターからも、セコンドからも「傷がけっこう深い」と言われて、「止められるだろう」と思いながら試合をしていたんです。4ラウンドで終わるだろう。そう勝手に思ってしまったら、5、6、7回と試合が続いた。それで集中力が少し切れてしまいました。
──反省点ですね。
西田 そうなんです。5回か6回が終わったとき、セコンドの武市(晃輔)トレーナーに「ちょっと受けて楽に戦っていいですか」と聞いてしまったんです。ブロックで受けたほうが楽だし、スタミナ的にも気持ち的にも楽だったから。そうしたら7回に攻められて呑み込まれそうになった。ちゃんと10ラウンドまで戦う気持ちでいないといけなかった。ガードで楽をせず、丁寧に足でパンチを外さないといけませんでした。

