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西田凌佑の予想は「井上尚弥の勝利」…中谷潤人の“奇襲”はあるのか?「あれを井上選手に最初からやるのは怖いと思う」対戦して感じた“中谷の強み”

posted2026/04/27 11:04

 
西田凌佑の予想は「井上尚弥の勝利」…中谷潤人の“奇襲”はあるのか?「あれを井上選手に最初からやるのは怖いと思う」対戦して感じた“中谷の強み”<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

4月23日の公開練習で汗を流す中谷潤人。井上尚弥との頂上決戦は目前に迫っている

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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Takuya Sugiyama

井上尚弥(大橋)と中谷潤人(M.T)がいよいよ5月2日、東京ドームで激突する。この試合を占う上で、最も話が聞きたかったボクサーが元IBFバンタム級王者の西田凌佑(六島)だ。西田に実際に拳を交えた立場から中谷を分析してもらい、井上と中谷の試合の行方を占ってもらった。(全3回の2回目)

「これからやな」手応えを得ていた中谷戦

──西田選手はIBFバンタム級王者だった昨年6月、WBCバンタム級王者だった中谷選手との2団体統一戦に挑み、結果は右肩を脱臼して6回終了負傷TKO負けでした。あの試合の話を聞かせてください。

西田凌佑(以下、西田) とにかく悔しかったです。アクシデントというか、想定外のことが起きてしまった。それがなければ「いける」というか、「これからやな」という感じが自分の中であったので。

──あの試合、中谷選手がスタートから超攻撃モードで襲い掛かり、守勢に回らされた西田選手が3、4回に盛り返す、という展開になりました。

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西田 1、2回は取られたんですけど、3、4回に攻めて「これから」というときだった。1、2回の中谷選手の勢いはすごかったんですけど、しっかりブロックして疲れさせようと思っていたんです。だから1、2回もそこまで悪いとは思っていませんでした。

──4回を終えた時点で西田選手は「いける」というイメージを持っていたと。

西田 負けたので偉そうなことは言えないですけど、自分が練習してきたことを出していけそうな感覚はありました。ただ、中谷選手が肩を打ってくるとは想定していなかったんです。5回くらいに「狙ってきているな」と気が付いたんですけど、もう遅かった。そういうところは経験の差というか、反省するところだなと思いました。

西田凌佑が語る「中谷潤人の強さ」とは?

──中谷選手の強さについてお伺いします。西田選手は中谷選手のどこが強いと感じましたか?

西田 勢いです。手数の多さとか。倒す場合はタイミングとスピード、コンビネーションなんだろうなと思いました。

──「勢い」をもう少し詳しく教えてください。

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