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「早くも10本のホームランではない」ホワイトソックス村上宗隆の価値を劇的に高めている“ある数値”「日本より確実に打者有利」本人証言のABS効果とは 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/04/24 12:07

「早くも10本のホームランではない」ホワイトソックス村上宗隆の価値を劇的に高めている“ある数値”「日本より確実に打者有利」本人証言のABS効果とは<Number Web> photograph by Getty Images

5試合連続ホームランを放つなど上昇モードに入った村上宗隆

 3月26日、ミルウォーキーでの開幕戦の試合後の村上の言葉が印象的だった。メジャー1号を放ったが、村上は感動するようなエモーショナルな感情は湧かなかったと口にした。

「(感動?)いや、ないですね。目指してきたというか、ここで活躍することが僕にとって大事なこと。ここで野球をして、スタメンに名を連ねるだけじゃないのでね。ここにいるすごい選手たちと戦って、倒していくしかない」

 打率は2割台前半。三振数はア・リーグのワースト10以内に入る。しかし、村上の開幕1カ月は、「上々の出来」ではないだろうか。なぜか。選球眼を発揮し、四球を多く選んでいるからだ。4月21日時点で21四球はア・リーグ3位。出塁率は一流の基準とされる4割付近をマークしている。

村上の価値を高めている「ある数値」

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 メジャーには「ストライクゾーンをコントロールする、管理する、支配する」という表現がある。厳しいコースには、たとえストライクでもスイングせず、見極める。自分が有利なボールカウントに持ち込み、甘いコースを仕留める。投手から始動する競技の特性上、打者は受け身になりやすい。だが、バッティングカウントを打者有利に進めることができる能力を評価される。その点で村上は、自身のストライクゾーンを管理している。毎回、初対戦の投手ばかりの環境で適応は順調だ。

「もともと選球眼は日本でもフォアボールが取れていました。こっちにきてストライクゾーンが(自動ボール・ストライク判定システム=ABSの影響で)明確になったり、自分の中では日本よりはアメリカの方がストライクゾーンが狭くなっているイメージ。自分の感覚と映像で見た感覚を今はこっちのABSの結果とすり合わせて見られる部分もある」

【次ページ】 選球眼にプラスをもたらしたABSシステム

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