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34歳松山英樹「50歳まで勝つチャンスある」マスターズ15回目で“ワースト記録”も2度目の制覇へ夢語る「オーガスタは飛距離だけでも精度だけでもない」
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桂川洋一Yoichi Katsuragawa
photograph byMaddie Meyer/Getty Images
posted2026/04/24 06:00
松山英樹にとって15回目の出場となった今年のマスターズは、通算5アンダーの12位に終わった
松山英樹がグリーンジャケットに袖を通してから5年が経った。アマチュア時代からちょうど10回目の挑戦だった2021年、29歳45日で初優勝。ウッズを筆頭にした若さの順番で言うと、29番目に当たる。
34歳で迎えた戦いは、優勝したマキロイとは7打差だった。29位から出た最終日の「69」で通算5アンダー、来年度大会の出場権を得られる12位に入った(そもそも、歴代王者は永久にマスターズに出場できるのだが)。日曜日に意地を見せた形だったが、タイトル争いは遠かった。
ただし「残念……。今年はめちゃくちゃ残念かもしれない」と振り返る表情には、いら立つ様子はない。
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「終わった後、黒宮(幹仁)コーチと話しても、うん、なんか“すっきりしてる残念”みたいな感じで。(春先の)前の試合まであまり良い成績が出なかったけれど、そんなに不安なく(オーガスタに)入ったんですよね。会場で練習していても、そんな悪い感じはずっとない。どちらかというと、(調子が)良い方だった」
終盤でスコアを落とした連続ボギー
中盤までに後退しても、締めくくりに向かうにつれてスコアの帳尻を合わせる“反力”、忍耐力こそが松山の強みだが、終盤の17番ホールは3日目、最終日といずれもボギー。18番は2日目から3日連続でボギーをたたいた。上がり2ホールで4日間通算5オーバーは15回の出場でワーストの数字である。
「やっぱり、アプローチだけ(悪かった)。パットが入らなかったり、(ショットが)曲がったりもしましたけど、それは絶対に起こること。ショット、パットが80点ぐらいの出来だったとしたら、アプローチは40点、50点くらいだったかなって。ゴルフには流れがあるけれど、せめて60点、70点だったらもうちょっと上で絡めた」
ウェッジワークの多彩さ、精度はいまや世界ナンバーワンの呼び声も高い。そのストロングポイントを生かせなかったことに悔いが残る。


