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「もう負けられない」那須川天心が“超難敵”エストラーダ戦でみせた覚悟…元世界王者・飯田覚士が着目した勝負の分かれ目「ポイントはジャブでした」
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byNaoki Fukuda
posted2026/04/16 17:15
WBC世界バンタム級挑戦者決定戦・那須川天心vs.エストラーダの勝負を分けたポイントとは…元世界王者の飯田覚士氏が徹底解説した(前編)
「前回の拓真選手との戦いでは3、4ラウンドに受けに回った反省もあってか、4ラウンド終わりの公開採点を意識して“このラウンドをしっかり取る”とする強い意志を感じました。まだまだエストラーダ選手が元気だったので逆にパンチをもらったところはあったにせよ、自分から打ちに行く、打たれたらちゃんと返すということをやっていた。振り向きざまに左を振ってバランスを崩させたシーンもクリーンヒットしたわけじゃない。でも待ちの姿勢だったり、パンチをもらわないで戦おうとしていたらあの場面は絶対につくれなかった。天心選手の攻める姿勢は十分に伝わってきました」
井上拓真戦と重なるシチュエーション
序盤戦の4ラウンドが終わった公開採点はジャッジ2者が38―38のイーブン、1者が39―37で那須川支持。那須川ペースに進んでいるかと思いきや、そう見せないエストラーダのテクニックが「ほぼ互角」の展開にしていた。奇しくも3者ともにイーブンだった井上拓真戦と重なるシチュエーションになった。
エストラーダという超難敵にいかに勝ち切るか。試合を決定づけるには、まだ何かが足りなかった――。
