テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
大谷翔平がドシャ降りの中…8歳野球少年にファンサ「ショウヘイ大好きだから嬉しい!」“元巨人勢を粉砕”ホームランに母親も「最高の1日です」
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byAP/AFLO
posted2026/04/17 06:01
ワシントン遠征での大谷翔平。雨によって試合開始が遅れる中での秘話とは
感謝の思いも込めて自ら記念撮影を促し、キャッチボールで使っていたボールをプレゼント。普段はファンが殺到する恐れがあるため今季は一度もできていない。しかしこの日は大雨で、グラウンドにはケイン君一家しかいなかったため、特別なファンサービスができた。
「翔平の大ファンだから最高に嬉しい」
大興奮のケイン君は、少年野球で遊撃手のポジションを務める。大リーグ関係者と知人の母ら家族とともに自宅のあるバージニアビーチから約3時間かけて来場し、「今日は本塁打とか二塁打とかたくさん打ってほしい」と目を輝かせた。
マイコラスの次はグリフィン…元巨人勢を粉砕
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直後の試合。3回1死、2打席目の大谷が手に取ったのはバットの先端がくり抜かれた「くり抜きバット」だった。
昨季まで巨人に3年所属した左腕フォスター・グリフィンのカットボールを強振すると、中堅フェンスの先へ。打球速度114.6マイル(約184キロ)は本塁打では今季メジャー最速で、飛距離438フィート(約134メートル)の強烈な先制弾。2試合前のマイコラスに続いて、元巨人の両腕を粉砕し、ロバーツ監督は「今季最高の一打」と激賞した。
開幕2戦目の3月27日のダイヤモンドバックス戦で内角攻めの対応に苦心して3、4打席目のみ使った「くり抜きバット」。その後は使っていなかったが、1打席目に内角に食い込むスイーパーに空振り三振すると、すぐ切り替えた。打ったカットボールは狙い通りやや内寄りのコースで、バットスピードは驚異の80.8マイル(約130キロ)を計測。至極の一打となった。
メジャーで40試合以上連続出塁するのは簡単ではない
2打席目以降も全て「くり抜きバット」を使った。先発の佐々木朗希が逆転されて5点ビハインドとなった直後の5回にも内角低めのスプリットを捉え、右翼線二塁打を放ち3試合連続マルチ安打をマーク。8回には同点に追いつきなお1死一、三塁で、救援右腕の96.9マイル(約156キロ)の内角直球をはじき返し、左翼へ決勝の勝ち越し犠飛を放った。
昨年8月24日のパドレス戦から続く自己最長の連続試合出塁を「40」に伸ばしたことについて、指揮官はこう称賛した。

